手作りおもちゃ笑

 

 

「これは・・巨大な構造物が2つあるのか?・・」艦長は言った。その画像は合衆国軍司令部にも送られていた。

 

「大統領・・どうしますか?」将軍は攻撃には賛成ではない。それなのについ口をついて出てしまった言葉。これではまるで攻撃したがっているようだ。

 

地球合衆国大統領は戦う気満々なのだ。「どうする?もちろん・・攻撃だ。」迷う余地などないと言わんばかりだ。

「しかし・・正体が全くわからないのにですか?」将軍は怪訝そうだ。彼は戦争を知っている。この大統領に従っていていいのだろうか?との疑念が心に湧き上がって来る。

 

そんな言葉を無視する様に大統領は続けた。「戦艦を集めろ。核搭載の戦艦だ。」

彼は早速、核攻撃するつもりだ、しかし「お待ちください。火星攻撃でかなりの核を使ってしまいました。残しておく方が得策かと。」将軍が言った。

 

大統領は少し考えて言った。「それもそうだな・・・では戦艦による通常攻撃で破壊することにしよう。」

 

地球合衆国大統領は戦艦18隻を急遽小惑星帯に向かわせた。

 

「融合炉出力80%。重力制御問題なし・・」オリオンは言った。初飛行に向けて準備が進んでいる・・・号。アルテミスは名前を決めかねていた。「ねえ、どんな名前が良いと思う?」彼女はタカシ達に言った。「そうだね・・セイレーンとか?」タカシは言った。「それって魔女だったような気がする・・魔女の名前はちょっと・・」とアルテミス。