「黒」がつく駅シリーズ④ 名鉄豊田線・黒笹駅 | AKI―エーケーアイ―

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本年3月28日、ブログ開設17周年を迎えます。これまでのご声援に、深く感謝申し上げます。

黒地獄本番2024の木曜日企画記事。

陽春の黒地獄に引き続き、本年の木曜日は「黒」地獄の名称にちなんで、駅名に「黒」がつく駅をご紹介しております。

 

中盤戦(第4週~第7週)は、東海地区の「黒」がつく駅をご紹介致します。

東海シリーズの開幕です。

 

第4回(東海シリーズの第1回)は、名鉄豊田線の黒笹駅。

愛知県みよし市にあります。


黒笹駅




1979年(昭和54年)7月、豊田新線(本路線の当時の名称)の梅坪~赤池間と同時に開業しました。

併せて、名古屋市交通局鶴舞線(赤池~上小田井)との相互直通運転も開始されました。

 

この駅は、名古屋市交通局鶴舞線(水色)と接続する赤池駅から4駅目、

名鉄三河線(山線)、愛知環状鉄道(愛環)と接続する梅坪駅からも4駅目にあります。

愛知環状鉄道は、愛環梅坪駅から約600m離れております。

 

三河線(山線)の梅坪駅は、本線から分岐する知立駅から8駅目です。

 

ということで、この駅からは名鉄電車だけでは名古屋市の中心まで、直接に乗り入れできません。

梅坪、知立や愛環電車(岡崎)経由では遠回りのため、鶴舞線の駅まで乗車してどこかで乗り換え・・・ということになります。

 

実際、この路線を建設する計画があがった際、その点が問題となっていたそうです。

そのため、当時は勢いクルマ社会だったそうです。

鉄道建設については、結局地下鉄との乗り入れを行うことで落ち着きました。

 

直通運転区間は、豊田線の豊田市~赤池~(地下鉄経由)上小田井~名鉄犬山線の犬山間です。

ということで、ここ黒笹駅にも名市交の車両が入ります。

 

名鉄豊田線は、列車そのものが「ダラ(註︰普通列車)」のみです。

日中は15分間隔で、上小田井~赤池~豊田市間の列車がこの路線の基本です。

朝夕の列車の一部に、犬山線の岩倉行きや犬山行き、扶桑行き、地下鉄の浄心行きが数本出ます。


上小田井行き列車


駅は無人駅です。

 

私のかつての

 

名鉄電車の「ダラ」だけ(しか停車しない)の駅は無人駅

 

のイメージ通り、この駅も無人駅でした。

(「ダラ」だけ(しか停車しない)の駅でも有人駅はもちろんあります)

 

その他訪問した小牧線の羽黒駅、名古屋本線の黒田駅も同様でした。

(ちなみに、この日一日で名古屋地区の「黒」とつく駅4箇所全てを回りました)

 

この日は名市交の一日券「ドニチエコキップ」を利用しました。

乗り越し精算はどうするか?インターホンで相談するのか?

これはなんと。

 

手持ちの乗車券を精算機の所定の場所に置き、

カバーを下ろして機器に読み取らせる

 

実にハイテクな方法で精算できるのです。


黒笹駅改札


駅周辺は新興住宅地(ニュータウン)となっております。

かつては愛知大学三好キャンパスがありましたが、笹島(ささじまライブ)に移転してしまったそうです。

その跡地は、大型分譲地となって現在に至っております。

 

駅前竣工記念碑




駅前には、スーパーマーケットのピアゴ(黒笹店)や、

スギ薬局(黒笹店)があります。

 

駅や線路は高架となっており、それがニュータウンの一角にあることから、

京王電車の相模原線や小田急電車の多摩線の駅のように見えます。


黒笹駅

ピアゴ駐車場より


ここが、名鉄豊田線の黒笹駅なのです。