オレンジエクスプレス。
近年の箱根駅伝で、法政大学がこのように呼ばれるようになりました。
本年の黒地獄本番の火曜日企画記事は、陽春の黒地獄に引き続き、
オレンジ色がシンボルカラーの俊足列車をご紹介致します。
急行や特急に限らず、快速でも準急でも鈍行でも、
オレンジ色の俊足列車ならオレンジエクスプレスとしてご紹介致します。
黒地獄本番第7週を迎えた本企画第12回は、
JR東日本・武蔵野線
です。
武蔵野線。
旅客営業区間としては、東京都の府中本町~埼玉県の南浦和~千葉県の西船橋間71.8㎞です。
元々は、山手貨物線のバイパス路線として計画されておりました。それを旅客線としても活用しよう!ということになりました。
1973年(昭和48年)3月に府中本町~新松戸間が開業し、昨年50周年を迎えました。
その後1978年(昭和53年)10月に、新松戸~西船橋間が開業しました。
三郷市の交通ー武蔵野線とつくばエクスプレスー | AKI―エーケーアイ― (ameblo.jp)
開業当初は、オレンジ色の101が運行されておりました。
それが103、205の時代を経て、現在は209とE231が運行されております。
オレンジ色に加えて白帯と茶帯が入りますので、OsakaMetroの堺筋線のように見えます。
その当時はダイヤに平日休日の別がなく、昼間は40分に1本だけだったそうです。
そのため、1本列車を逃すとすごく待たされた、と先輩から聞いたことがあります。
現在は日中10分間隔で、常磐線各駅停車とのダイヤがかみ合い、乗り換えしやすくなっております。
京葉線との直通運転もありますが、東京発着の本数が今でも少なすぎで、毎日辟易させられております。
特に夕方。
やつら(JR東日本千葉支社)は、この状況を何も見ていません。
そんな武蔵野線ですが、埼玉県内の横のつながりを強化する役に立っている(本当の意味で)極めて重要な路線です。
埼玉県東部や千葉県北西部から、東京方面や幕張方面への利便性は(あくまでも本数は別として)抜群です。
大宮から西船橋、海浜幕張に向けて走る「しもうさ号」があります。
大宮~南浦和間はノンストップです。
また、千葉県北西部から埼玉県東部、南部方面、多摩地区(中央線の西国分寺、国立、立川、八王子方面)へ出る時にも重宝します。
東松戸~国立間は、642円で乗車できる。 | AKI―エーケーアイ― (ameblo.jp)
立川や八王子から大宮に向けて走る「むさしの号」があります。
国立~新小平間は西国分寺を通過し、西浦和~大宮間はノンストップです。
埼玉県東(川口、越谷、吉川、三郷など)の小中高校生等にとっては、ディズニーエクスプレスであります。
例えば、南越谷から舞浜間は46分です。
私も毎日、通勤で乗車しております。
ディズニーに行く乗客を、風貌だけでなく雰囲気だけでなんとなく分かってしまうようになりました。
武蔵野線にはまだまだ、改善点が多くあります。改善すべき点だらけです。
10両化、東京発着の増強、日中の海浜幕張行きの復活、京葉線の快速との連携など。
「ヘージュンカ」と称してほぼオール各駅停車とした京葉線はガラガラなのですから、平日朝の東京行きは新浦安、舞浜を通過すべきです。
市川塩浜で無理矢理ディズニー客をひきずり下ろし、ガラガラの京葉線各駅停車に乗り換えさせる。
(これは新浦安の乗客もですが)
これにより武蔵野線直通の混雑を和らげ、ガラガラの京葉線各駅停車の人口密度を高くする。
ここまでしてようやく、真の「ヘージュンカ」が成されるのです。
今は新浦安勤務ではありませんが、ディズニー客にまみれになって苦しい思いをさせられるくらいなら、
私はこの変更を喜んで受け入れます。
車掌がいくら「お時間に余裕のあるお客様は、市川塩浜で京葉線の各駅停車にお乗り換えください」と訴えても、何の意味も成していない状況です。
ディズニー客の連中は完全に舞い上がっており、何も見えていませんから。
故に、武蔵野線直通が毎朝毎晩激しく混み合うのです。
平日朝の東京方面へ行く場合は、市川塩浜でガラガラの京葉線各駅停車に乗り換えをお勧めします。
もっといえば、市川塩浜で乗り換えて混雑緩和に協力を!ということです。
市川塩浜で京葉線の各駅停車に乗り換えると、そのギャップに羨ましくなります。
やる気0で効率しか考えない緑色のJRに代わって、翔んで埼玉の埼玉解放戦線のように熱い志を持った鉄道事業者や担当者が運営すれば、武蔵野線は見違えったように改善されると思います。
本数の少ない故に混み合う武蔵野線直通
市川塩浜
これが埼玉県の横の連携を強め、千葉県北西部や東京都多摩地区の住民の利便性を支えているオレンジエクスプレス、武蔵野線なのです。