希望ヶ丘への阪急バス2—豊能の山は天下の険!? | AKI―エーケーアイ―

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本年3月28日、ブログ開設17周年を迎えます。これまでのご声援に、深く感謝申し上げます。

27系統は、新御堂筋や箕面トンネルを経由するため、とても快適でした。

希望ヶ丘への道は本当に過酷なのか!?とすら錯覚してしまうほどでした。

 

しかし、ここからが本番でした。

 

箕面トンネルの入り口までは、栄えておりました。

栄えていたのはここまで。

この新名神高速道路とのジャンクションを越えると、急に風景がニッポンの原風景に変わって参ります。

いよいよ、山岳区間に挑みます。R423を走ります。

 

これは奥多摩か!?

 

と思うような光景でした。

(奥多摩とは、東京都の山奥の地域です)

 

山あり川あり谷あり、そして棚田まで!

大阪にも棚田があるのか!?

 

それからもう一つ驚いたのは、このような山岳区間にも、きちんとした屋根のあるバス停がいくつかあることでした。

 

ここは池田からの便も入るものの、2時間に1本しかありません。

もっといえば、千里中央からここを通る希望ヶ丘行きが少ないのです。

(後日ご紹介しますが、希望ヶ丘→千里中央方面は朝の数本のみです)

 

これでは、関鉄バス基準(関東鉄道バス・茨城県)でも本数が少ない路線です。

 

ぐんぐん標高が高くなり、カーブの多さにも耐えながら阪急バスは走ります。

エンジンのうなりも最高潮に達します。

 

新しい車両にしては、やたらとビビリ音がするほど、激しく揺れます。

座っていても、吊り手を常に持たないと危険なほどの揺れです。

 

成田空港の近所の町、栗源(くりもと)や多古への路線も、たしかにカーブや坂道はある。

それでも、そこまで危険ではありません。また、対向車の待避まで必要なほど道は狭くはない。

阪急バスは、何度も対向車や後続車の待避をしておりました。

 

ここまでくると、栗源や多古、戸塚(神奈川県)や京都の桂坂など、物の数にも入りません。

へたをすれば、箱根の山より厳しい山岳路線かも。

 

まさに、坂道系のなかの坂道系路線です。

 

豊能の山は 天下の険

箱根の山も 物ならず♪

 

そう歌いたくなるような光景でした。

 

 

そうこうしているうちに、ローソン(豊能町余野店)が見えてきます。

ここを過ぎると、余野(東能勢中学前)に着きます。

ここはターミナルとなっており、折り返し場や待合室があります。時間調整をすることもあります。

 

ここまで約30分です。

しかし、休日だったのでたまたまでありましょう。

平日ですと、こうはいかないかも。

 

ここを過ぎて少し進むと、ようやく希望ヶ丘に入ります。

それは次回に。