平成を総括②ー体罰・虐待を憎む社会になった | AKI―エーケーアイ―

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本年3月28日、ブログ開設17周年を迎えます。これまでのご声援に、深く感謝申し上げます。

平成という時代は、もうあと6日で幕を閉じてしまいます。

ありがとう平成。

 

平成という時代。

それは、ようやくニッポンにも人権意識が芽生えた時代であります。

 

これは昨日の「女性が強くなった」にも関連しますが、女性への卑猥な言動、痴漢行為に厳しい目が向けられるようになりました。

今では会社でセクハラをやろうものなら、左遷やクビになってしまうことも珍しくないのです。

 

それから、子どもへの暴力、いじめ行為にもようやく厳しい目が向けられるようになったと感じます。

 

 

 

まだ昭和の延長だった平成初期には、学校では教師による暴力や威圧行為が幅を利かせておりました。

中学では、どういうわけか理科や数学の先生に暴力教師が多かったので、その影響で理系の人間を白い目で見るようになってしまいました。

 

今でも、運動系の部活動ではそれが見られます。それだけでなく、当の生徒や卒業生、保護者等までそれを賛美するという、異常な状況が続いております。

 

それから、親等による虐待。

テレビのニュース等では右肩上がりの傾向で伝えられていますが、実は昔はそれが表沙汰になっていなかっただけだと思われます。

 

馬鹿な大人は、鍛える、指導などの名目で「体罰」と称したリンチを平気でやっていたのです。

 

かりに子どもがその被害を周囲に訴えたところで、当時の大人はガサツでしたので

 

それでも自分の親だっぺ

 

と、一笑に付す事が多かったのです。

 

それが故に私は、昭和という時代はニッポンの黒歴史と思うようになりました。

 

私はこの傾向を、明治時代よりも昔からのニッポンの悪習だと思っていました。

ところが、江戸時代には「体罰」というものがなかったのだそうです。

暴力大国のニッポンが!?と本当に驚きました。

 

知人に聞くと、やはり平成初期あたりまでが惨い時代だったようです。

 

平成という時代が進むにつれ、女性や若い人、子どもの人権が見直され、尊重されるようになりました。

それまでの男尊女卑の風潮が、徐々に打ち破られてきたように思います。

体罰・虐待で子どもを「調教」する風潮にも、ようやく厳しい目が向けられるようになりました。

だからこそ私は、平成は良い時代だったと感じました。

 

新しい時代令和では、その人権意識をさらに高め、暴力のない學園、家庭、環境をつくりあげてほしいです。