酒盛り、それは常磐線の伝統文化である。 | AKI―エーケーアイ―

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本年3月28日、ブログ開設17周年を迎えます。これまでのご声援に、深く感謝申し上げます。

常磐線の上野口。
この路線の中距離電車では古くから、

酒盛りという伝統文化

があることで知られています。特に夕刻の下り列車で、常陸地方在住の働き盛りの紳士達(註:茨城のオッサン)を中心に、盛んに行われていました。

イメージとしては、列車が動き出すとともに


プシュッ

という音が聞こえるのだそうです。

それからもちろん、ワンカップも忘れてはなりません。ビール、チューハイ、ワンカップ。

これは常磐線の伝統文化酒盛りにおける、三種の神器です。

また、車内は酒臭いだけでなく、イカ臭くなるのだそうです。

それはズバリ、

スルメ、アタリメ、いかくん

など、イカ系のおつまみを食べることが多いからです。

ということで、あまり乗客からの評判はよろしくないようです。

それでも、酒盛りをしたいという気持ちがわかるという方も、少数ながらいるそうです。

近年では、ボックスシートの少ないE531ばかりになったことに加え、つくばエクスプレスに乗客が流れていることから、昔に比べれば少なくなったそうです。

今では常磐線の中距離電車にも、グリーン車があります。

現在のグリーン車には、グリーンアテンダントが乗務しています。
グリーンアテンダントは、グリーン券の確認だけでなく、車内販売も行っているのです。

これはつまり、

酒盛りルネッサンス

を意味します。

常磐線の伝統文化の酒盛りをするなら、グリーン車で。

ということであります。

尚、グリーン車での酒盛りは、休日朝の下りの東海道線でも盛んに開かれています。おそらく土休日限定で、スタジアムみたいに生ビールの立ち売りがあっても、普通に売れるかも( ^∀^)


先日の我孫子駅の常磐線写真展に、伝統の酒盛りの写真もあれば良かったな( ^∀^)