それと同じように、大阪から明石というのも関西の人でも、特にＪＲ京都線、神戸線沿線以外の人からすると、どうも遠いようです。
先日の関西旅行でも、新春関西旅行と同様、宿を明石にしました。
大阪から明石までは、新しい快速電車（註：新快速）で３７分です。距離は大阪駅から５２．５ｋｍあります。
大阪
５２．５ｋｍという距離は、関東でいえば上野東京ラインの東京～東鷲宮くらいの距離です。だいたい１時間です。
千葉ニュータウン中央駅からだと、東日本橋経由で明大前よりも先ですので、これでいくとたしかに遠いと感じます。５０ｋｍというのがまずけっこうな距離です。
３７分という時間は、成田スカイアクセスのアクセス特急でいうと空港第２ビル～京成高砂間の最速列車がそれくらいです。距離は５０．４ｋｍで、大阪～明石とほぼ同じ距離です。
大阪～明石は新しい快速電車の威力であまり遠くは感じません。が、成田スカイアクセスに置き換えると、よく地図で見るだけにけっこうな距離と思います。
冷静に考えると、大阪～明石も地図で見ればけっこうな距離です。それを近いと感じさせるのはまさに新快速マジックです。
アクセス特急も関東では速いほうの部類に入りますが、いかに新しい快速電車が速いか、そしていかに距離感覚が麻痺してしまうかという話です。
うち（千葉ニュータウン中央）から成田空港まではおよそ２２分で、私にとっては近所です。しかし距離にすると２６．６ｋｍもあります。
都会まで電車に長いこと乗るのが当たり前な上に、高速の電車に慣れてしまうと、本当に距離感覚が麻痺します。
それがゆえに、他の人が遠いと思う距離でも、近く感じてしまったのかも知れません。
それでも、電車が遅くても速くても１時間以内で行ける場所なら、周りから遠いと思われようが、そこは私にとって近所です。