日本では5年くらい前からTVで放送されているパウ・パトロール。

 

可愛らしいワンちゃんたちが街で困っている人を助ける。

 

私はタイミングが合えば観てましたね。

 

流石に映画版は観ていませんが、世界観が好きな作品です。

 

私の勝手なイメージなんですけど、市長が何となく悪者の印象。

 

中々風刺の効いた感じの作品で、ついつい観たくなる作品ですよね。

 

本作は、そんなパウ・パトロールのゲーム作品。

 

可愛いワンちゃんたちを操作できるならどんな内容でもいい。

 

そう私も思っている時期がありました。

 

そんな私のレビューです。

 

 

 

ストーリー

 

にんむという形式で、○○だから困っている人を助けに行こう。

 

クリア時に助けられてよかった、と言ったようなカットが入るだけです。

 

ストーリーというより、状況説明といった側面が強いです。

 

映画がベースの作品なのかもしれませんが……。

 

映画を観ていない人には全くストーリーを楽しむことは出来ないと思います。

 

 

 

ステージ構成

 

にんむは全8ステージあります。

 

ほとんどのステージが、パウパウクッキーを集めながら先に進んで……。

 

中盤くらいでビークルに乗ってペプシマンのゲームが始まります。

 

 

 

奥に強制スクロールされて、障害物もあって。

 

パウパウクッキーも配置されています。

 

障害物を避けながらゴールを目指す感じです。

 

ただし、ペプシマンのゲームとは異なり、

 

ジャンプやスライディング、ダッシュはありません。

 

左右の移動だけの操作になります。

 

 

ステージ中、何をしてもゲームオーバになることは無く、

 

道に迷うこともまずないでしょう。

 

パウパウクッキーを収集する場合、取り逃すことがあるかもですが……。

 

行けるところと行けないところが明白なので取り逃しはほぼないと思います。

 

 

ペプシマンにおいても。障害物に当たっても問題はありません。

 

ただ、パウパウクッキーを収集するとなるとちょっとだけ難しいです。

 

というのも、操作に結構クセがあります。

 

3レーンを移動しますが、例えば、左から右へ移動するとき。

 

左からスティックを入力すると真ん中へ。

 

もう一度入力すると右に行けます。

 

倒し続けても真ん中から右へ行きません。

 

また、パウパウクッキーの配置はランダムのため……。

 

状況によってはかなり難しい配置になったりします。

 

ダッシュ板の直後に逆サイドへのレーンチェンジはかなりシビアになります。

 

障害物に当たってスピードを落としたりも覚えておきましょう。

 

当たった直後であってもパウパウクッキーを収集することが可能です。

 

 

ペプシマンは1プレイで全てのパウパウクッキーを集める必要がありますが。

 

探索中は取ったものは色が青くなり、再収集は必要ありません。

 

ペプシマンでもこのシステムを適応して欲しかったですね。

 

ペプシマンは慣れれば簡単なんですけど……。

 

 

 

ミニゲーム集

 

パウパウクッキーを集めるとミニゲームが開放されます。

 

時間内にパウパウクッキーを集めるものだったり。

 

リズム?ゲームだったり。

 

ペプシマンだったり。

 

 

フィールドのパウパウクッキーを集めるゲームは結構楽しかったです。

 

リズム?ゲームは中々酷いです。

 

要求されたボタンを押すだけです。

 

特にBGMとかに関係なく、指定されたボタンを判定ラインで押すだけ。

 

この判定が非常に甘いんですよね。

 

タイミングよくボタンを押すとかじゃないんですよね。

 

 

何より問題なのが、ペプシマンです。

 

ビークル7キャラ×3レベル、合計21ステージのパウパウクッキーを集める必要があります。

 

これが中々の作業感があります。

 

チェイスのペプシマンは結構難しかったですね。

 

あとは、スカイもちょっと難しかったですね。

 

たしか……ロッキーだったと思うんですけど、潜水艇のビークル。

 

障害物が鬼のように見難いです。

 

パウパウクッキーの収集自体は簡単なんですけど……。

 

 

ビークルではないペプシマンステージも3ステージあります。

 

ただし、これが本当に酷いです。

 

右と左を延々に行ったり来たりするだけです。

 

ほぼ等間隔だと思うので、画面を見なくても良いくらいです。

 

これが長いんですよね……。

 

3分くらい基本的にミスのしようもない左右の移動。

 

デバッグなのか、コントローラの耐久試験なのか。

 

いくらなんでも酷過ぎると思います。

 

 

 

トロフィー

 

プラチナトロフィーの取得率は私がプレイしていたときで1.1%。

 

ゲームの難易度と比較して非常に低いです。

 

私のプレイ時間は5時間ほどのため、時間が掛かるというわけでもありません。

 

また、子ども向けの作品であることを考慮しても、

 

これがNSではなく、PS4での集計ということを考えればかなり低いです。

 

それほど、ペプシマンが苦行であるということが分かります。

 

決して難しくはないのですけど……。

 

やりたくはないものであること。

 

また、ほぼ一気に遊ばないと何処をクリアしたか分からなくなる仕様です。

 

パウパウクッキーをコンプリートして次のステージに行かないと……。

 

虱潰しにやり直すことになってしまいます。

 

にんむのコンプリートは分かるんですけど、ミニゲームがね。

 

リズムゲームなどでもコンプリートしたか否かくらいは覚えておきましょう。

 

 

 

総評

 

未完成、と言うか……。

 

雑誌の付録についてそうなレベルのゲームでした。

 

ロードも異様に長く最適化されていませんし。

 

遊び始めたときは、フリーズしているのか不安になる長さでしたよ。

 

これがもしNS版なら……。

 

NSではパウ・パトロールの作品は他にも出ていたと思うので。

 

そちらを遊んだ方が良いと思います。

 

キャラクタが可愛らしいので遊びきることができましたが……。

 

これが、もし。

 

オリジナルのキャラクタであんまり可愛くなかったとしたら……。

 

反対に、パウ・パトロールのキャラクタはそれほど魅力的ってことですね。

 

オープンワールドなどのもっと広いフィールドで遊びたいです。

 

パウ・パトロールの世界観とオープンワールドって相性良い思うんですけど。

 

開発費や対象ユーザ的に制作されることは無いんでしょうね。

 

 

そろそろ重た目の作品を遊びたくなってきました