真島ヒロ先生の人気漫画作品のゲーム化。

 

コンシューマタイトルだと6作品目のゲームですね。

 

私、フェアリーテイルはアニメをちょこちょこ観てました。

 

引っ越しを機会に観なくなっちゃったんですけど……。

 

世界観やキャラクタ、どれをとっても好きです。

 

勧善懲悪的なストーリーや人間関係のドラマ、ギャグ作品としても良いです。

 

いつか「RAVE」からアニメかコミックで読みたいって思ってたんです。

 

でもね、FAIRY TAILだけでもコミック63巻……。

 

多すぎます、でもその分楽しめるって考えれば読みたいですよね。

 

断片的なアニメ知識しかない私のFAIRY TAILレビューです。

 

 

 

 

 

ストーリー

 

一人前の魔導士を目指すルーシィは、ある港町でナツに出会う。

 

王国最強と云われる妖精の尻尾(フェアリーテイル)というギルドに所属する彼は、

 

炎を操る滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)だった。

 

ナツは、相棒の羽が生えた猫ハッピーと共に問題ばかり起こしていた。

 

ルーシィがナツを助けたことによって、ルーシィは妖精の尻尾に招かれることに。

 

ナツと妖精の尻尾の仲間たちとの友情の物語は始まる。

 

 

こんな感じで始まると思っていたのですが……。

 

天狼島編の最終決戦から本作のストーリーが始まります。

 

コミックでいうところの30巻くらいです。

 

「FAIRY TAIL」っていうタイトルですから、最初から始まると思ってました。

 

 

実は、天狼島編までは、PSP作品「FAIRY TAILゼレフ覚醒」で制作されてまして。

 

 

この作品の実質上の続編として本作「FAIRY TAIL」があります。

 

少々分かり辛いですね。

 

本作は、大魔闘演武編と冥府の門(タルタロス)編を中心に。

 

アルバレス帝国編の序盤までが収録されています。

 

コミックだと53巻くらいでしょうか。

 

マカロフを見つけ、S級魔導士になったところでゲームは終了します。

 

 

もちろん原作をしっかり読んでいない私なので……。

 

原作に忠実かは不明ですけどね。

 

キャラクタのストーリーやサブストーリーも多く、満足できるボリュームです。

 

ただ、途中から始まってしまうのは驚きました。

 

実は私、アニメの第1期にあたるところまで観ていたのです。

 

なので本作は非常に丁度いいところから始まった感じがしました。

 

それでも、アニメを知らない、原作を知らないけどゲームを遊びたいっていう方。

 

そういう方には少々キャラクター関係のつながりの理解が難しいと思います。

 

登場キャラクタが多いことがこの作品の魅力でもありますが。

 

途中からだとちょっと入り辛い作品でもありますね。

 

 

 

 

 

システム

 

ガストらしいRPG作品。

 

キャラの技も多いですし、RPG作品としての相性はばっちりですね。

 

基本的にクエストボードに貼ってあるクエストをクリアしていき、

 

天狼島での7年間で没落したギルドを立て直すことになります。

 

ストーリー続きものとしては非常に良い題材ですよね。

 

7年間で最強のギルドが最弱に。

 

7年間の影響で戦闘力も落ちているっていう。

 

弱体化の口実としては完璧です。

 

 

このクエストボードにクエストが貼られているってRPG等でよくありますが。

 

フェアリーテイルとは相性というか、原作再現って感じがして非常に良いです。

 

マップもそこそこ多く、そこそこ広いです。

 

でも、街中での移動はファストトラベルが本当に優秀です。

 

もはや、親切を通り過ぎて介護レベルです。

 

 

戦闘においてもオート戦闘があったりとレベリング等で非常に有用な機能も。

 

でも、各戦闘の開始時にオート戦闘設定が必要なのでちょっと残念です。

 

それでもかなり遊びやすくなっています。

 

どんな方でも遊べるように作られている感じがしましたね。

 

 

 

 

 

グラフィック

 

漫画やアニメが原作のキャラクタゲームっていう感じのグラフィックです。

 

多くのキャラクタはすっごい良い出来です。

 

攻撃技の演出との相性も非常にいいんですけど……。

 

一部のキャラクタのグラフィックがちょっとバランスが悪いです。

 

特に、ウェンディ。

 

顔のバランスがおかしいですし、手も大き過ぎで使い回し感が。

 

主要キャラクタだけにどうしても気になっちゃいました。

 

 

 

 

 

トロフィー

 

難しいものは特にありません。

 

全クエストクリアはちょっと大変ですけどね。

 

本作は、キャラクタの限界突破的な機能があります。

 

パラメータは(ほぼ?)そのままにレベル1になるので。

 

再びレベルを上げることによって上限まで育成できます。

 

また、難易度イージーもあるため、RPGが得意でない方でも大丈夫です。

 

相手との相性を考えたりせずに、パラメータの高さで戦えます。

 

 

一点だけ注意としては、マップに落ちているものは可能な限り拾っておきましょう。

 

これだけです。

 

無理に集める必要もないですし、他のクエストのついで大丈夫です。

 

リンクハントでマップ内の敵を一気に殲滅できるので、

 

それほど気にしなくとも大丈夫な気もしますね。

 

 

 

 

 

総評

 

結構よくアウトレットコーナに並んでいるのを見かけていましたが。

 

それほど悪いゲームでもなく、RPG作品として面白かったです。

 

最近は、スマホゲームのクオリティが上がってきていますからね。

 

コンシューマに求められる期待値が高くなっているのかもしれません。

 

スマホゲームは基本無料ですけど、コンシューマだとお金が掛かりますから。

 

スマホゲームは、少額でも課金するユーザは多いですが、

 

コンシューマゲームで、DLC課金する方はそんなに多くない気もします。

 

やはり、買い切りっていうイメージがまだまだ根強いのでしょうね。

 

システムがよく考えられてはいるものの、開発コストの安いスマホゲーム。

 

それが売り上げが高いとメーカはスマホに力を入れちゃいますよね。

 

 

とかあまり関係のない話になりましたが。

 

ストーリーが途中から始まることを除き、別段大きな不満は無い作品でした。

 

フェアリーテイル好きなら是非とも遊んで欲しい作品でした。

 

 

続編というか、作品全体をまとめたゲームが欲しいですね