艶美は23歳くらいの時、3年くらい付き合った人がいたよ。
艶美はその時から性欲が強かったけど、なんか純情ぶってた艶美の愛らしい時期の話だよ。
(思ったよりもかなり長くなってしまったので注意)
艶美はその頃、熱中していたものがあって、それに没頭しているスキに
彼は職場の女性と関係があったみたい。
その頃の艶美は別れた彼氏がストーカーのようになったことはあったものの、
自分から以外で別れたことはなかったから、
本気で「私と別れる人はいないだろう」と思ってた。
それが艶美の世界の土台になってたくらい信じ切っていた。
だから「彼がメル友ができた」って言って毎晩メールのやりとりをやっていた時も
「友達できて良かったねー」という始末でした。
ある日、浮気していることを打ち明けられた時、艶美は一度きりの過ちだと思っていたけど、
どうやら一度ではなく周りの友達も知っているとのことで、まさかの公認浮気相手?と知って絶望した。
泣き崩れた。
これは文字通り泣き崩れて起き上がれなくなった。
起き上がり方が分からなくなった。
まさに艶美の世界の土台が崩れた瞬間であった。
それから彼は「向こうとは別れた」と私に言って、よりを戻し、実は別れてなかった。
を三回くらい繰り返し、
私はやっとこさ「彼はその人と別れないのだろう」と理解して本当にお別れした。
私の中の愛情が憎しみに変わった瞬間であった。
その後また「別れた」と言ってきたがもう相手にすることはなくなった。
それどころか、顔も見たくなかった。
彼はそれから数年の間
「謝りたいんだ。」と言って連絡してきたり、バイト先に来たりしたがお断りした。
それから何人かお付き合いしたが、浮気をしてるんじゃないか?と疑う艶美が出現して
何度か携帯チェックもこっそりした。
全く疑わない女から全てを疑ってかかる女に変貌した。
なので付き合ってもうまくいかず、いつもヒリヒリしていた。
今になってみると分かるのだけど、相手の行動一つ一つを自分の思い通りにすることなんてできない。
色んな恋愛本を読んだり、テレビのドラマやワイドショーなどを見ると、
「愛されてる形」という物がこの世に存在して、それに沿ってなければ=愛されてない。
になってしまう。
そんな世間の常識みたいな形のないものに翻弄されていた。そんなものないのに。
それはもう二度とあんな思いはしたくない。という自分を守るところから来ていた。
そんな枠から外れた恋愛をしていると、人から笑いものにされる。と信じていた。
そんな艶美がある日、違う元カレの愚痴を言っていると、
友達が「艶美はそこで止まってるんだね。」って明るく言った。←注:艶美とは言ってない
衝撃を受けた。
(え?私とまってんのかな?止まってるとしたあそこからじゃない?)
慌てて私は彼に連絡をした。
彼は怯えていた(そりゃそうだ。突然8年ぶりに会って話したいって怖すぎる)
私は彼を責めるつもりではなく、ただ止まっているのがそこからなら、なぜか会わなければならない。と強く思ったから。
彼とファミレスで待ち合わせをして、話した。
私の恋愛があれ以来うまくいかないんだよね。。。って
私もしかしたらあの時からとまってたのかな?。。。て。ぽつりぽつりと前置きもなく話し出した。
彼は「ずっとひどいことをしたと後悔してた。」と泣いた。
私はそれを見て思い出したんだ。
「ああ、、、そうだった。この人は私のために泣く人だった。。。」と。
浮気をされた時に私は「嘘つき!私の事好きって言ったのに!!」って強く強く思っていたけど、
その時は彼は本当に私のことが好きだったんだなと理解した。
なんかそれまでの悪夢から覚めたというか、
頑なに握りしめていたものが手放せたというか、
あんなしんどい状態よく保ってたな。と我に返った。
あとね、私も色々浮気してみて(おいっ!)なんとなく、「こんなもんか。」ってのがあった。
浮気されて嬉しい!ってのはないけどね。
浮気された=大切にされてない。はなくなったかな。
#艶美のとりとめのない話に付き合ってくれてありがとう
#艶美の言いたいだけ
#正解はアイマスクでした!
#艶美のお話会がもしあればこれを付けるのもありだね。