前回のお話はこちら↓でした。
【自分の力を出す方法】本番で自分の力が出せない方のための準備方法
緊張が想定できる場面が訪れる前には『心(心包)火小腸(三焦)』をケアしておけばいいという訳でした。
次に具体的にはどうすればいいのか?についてお伝えしていきましょう。
【2】『水分過多』『冷え』に気をつけましょう。
『心(心包)火小腸(三焦)』の中をよく見ていただくと『火』という文字がありますね。
ここがしっかりと燃えれば、順調と言えます。
『完全燃焼』という言葉を耳にしたことがあると思います。スポーツでも仕事でもガスコンロでも。
そうなんですね。完全燃焼できれば気分がいい、調子がいい訳です。
完全燃焼できるように準備しておけば、緊張が心地よいものに変わるわけです。
では、ここでもう一つ、確認していただきたいのですが『物が燃えることを妨げる』要素って、何でしょうか?
簡単すぎて、逆に難しく考えてしまう方もおられると思いますが、火を消すときに使うものの代表は『水』ですよね。
物を燃やす時に、湿気の多いと大変です。煙がたくさん出てきて、水分が飛んでしまうまでは中々、火が広がりません。
意外に思う方が多いと思いますが『水の多い体』も完全燃焼が難しいのです。
昨今、水分を大量に摂ることが推奨されていますが、水分過多の状態では体は完全燃焼できないのです。
この事実は精神状態にも大きく影響します。
抽象的な精神作用を東洋医学では『心臓が支配する』とされています。心(こころ)とは単に血液を送り出すポンプではなく、感情や感覚などの人間が作り出すことができない世界を司る器官として捉えています。
一方、現代医学では『脳』がこの役割を担当するとされています。この脳も現実は脳脊髄液という水分(リンパ液と同じ組成の水)の中に浮いているのです。ですから体の水分量が脳の活動にも大きく作用するのです。
日常生活において、『体がむくんだ状態』は体が重くて、動きが悪いことは皆さん経験していることと思います。
この状態は辿っていけば『完全燃焼できない状態』につながっていくことになります。
少し、長くなりましたが完全燃焼できない『むくんだ状態』では体が動かなくなることはご理解いただけたでしょうか?
特に相手が自分よりも強かったり、自分の実力と同等もしくはそれ以上の力を発揮しようとしたとき、積み上げてきたものを日常と同じような結果を見せないといけないときに体が『むくんだ状態』では完全燃焼させることができないということになるのです。
これは日常のストレス対策にも応用が可能ですがそれはまた、別の機会にお伝えしてみたいと考えています。
次回は具体的にどのような準備をすれば『完全燃焼』にたどり着くことができるのか?についてお伝えして参ります。
======================
=========================