あらためて「ストーリー」って大事だなぁと思った話【キンコン西野】

2021-02-18 10:20:11
テーマ:ブログ


※前半のお知らせにあたる部分はカットしてあります。全文は、直前に投稿している「リブログ」をお読みください。   


さらに、以降の文章も勝手に短くしております。僕自身が後で読み返した時の「時間短縮」のためです。  切り取ったり、表現を変えたりしておりまして   、西野氏の本意とは異なる可能性もありますので、ご了承ください。






僕は『西野亮廣エンタメ研究所』というオンラインサロンに毎日2000文字~3000文字の記事を投稿しているのですが、サロンの内容をナイショにしすぎちゃうと、「怪しい!」と騒いじゃう人が一定数いるので、時々、サロンに投稿している記事を表に公開したりするんですね。

で、このことは、近々、公開しようかなぁと思っているのですが、今、僕が働いている会社(株)CHIMNEY TOWNでは、オンラインサロンを絡めて、全国展開を見越したカフェ事業を進めています。

僕がプロジェクトを進める時は、だいたい他じゃありえないぐらいのスピード感で「グワ〜!」とやっちゃうのですが、時々、「映画」とか「美術館」みたいに、「何年もかけてジックリとやりましょう」というものがあって、今回のカフェもそれです。

ちょっと前に、渋谷のビルの一角で期間限定の小さなコーヒーショップというか、コーヒーコーナーを展開していて、そこで、いわゆる「テストマーケティング」みたいなものをやって、ニーズを確認しながら、コーヒー開発の交通整理をして、で、いよいよ渋谷にキチンとした店舗を構えます。

で、先ほども申し上げましたが、このカフェは、サロンメンバーさんを絡めて全国展開する予定でおりまして、今、キチンと契約を結んで、一緒にカフェをやってくださるサロンメンバーさんを募る一歩手前の段階です。

このカフェで出すコーヒーは、どこからか持ってきたものではなくて、もともと珈琲を作られていたサロンメンバーさんからお声がけいただいて、無類のコーヒー好きであるウチの社長がその味に感動して、突然「コーヒーを作ろう!」と言い出して(笑)、なんか面白そうなので、そのサロンメンバーさんと業務提携して、ゼロから作らせてもらっているんです。

そして、一昨日、サロンの記事で、今回のカフェで出すコーヒーのコーヒー豆がどこで作られていて、それが、どういった雇用を生んでいて…というストーリーを説明をさせていただいたところ、このコーヒーの注文が殺到して、さらには、このコーヒーの「卸し先」としての手がメチャクチャ上がったんです。

前に、期間限定で、渋谷で出していたから、そこで味を知って「あのコーヒーが買えるのか!」となった人もいたと思うのですが、、


あれだけ注文が入ったということは、おそらく「まだ味も知らない人」もいたハズで、それって、すごいなぁと思いました。

「どれどれ試しに一度…」とはいえ、現時点では「味」でコーヒーを買っているわけではなく、「ストーリー」に共感して買ってくださっているわけじゃないですか?

この時、お客さんは「ストーリー」を買っていて、ひるがえって考えてみると、世の中の商品でキチンと「ストーリー」を販売しているもの、もしくは、「ストーリー」の付加価値を重視しているものって、どれぐらいあるかなぁと思ったんです。
 
家の近所の商店を見回すと、やはり、その多くは商品の「機能」を販売していて、「ストーリー」なんて、全然、押し出してないんですね。


生産者の想いや顔も知らなければ、生産ルートも知らない。

当然、「機能」を販売しているAとBとCという商品があって、Cの商品が値下げをしたら、AとBも値下げせざるをえなくなる。


そりゃそうですよね。同じような機能が並んでいたら、お客さんは「安い方」を買っちゃうから。

だから、そういった薄利多売競争にのらなくてもいい付加価値の創造が求められる。

こんなことは1000年前から議論されていたことなのに、未だに「ストーリー」という圧倒的な付加価値の創造を後回しにしてしまう人が後をたたないどころか……こと日本においては、「ストーリー」を販売することが、どこか悪いことのように捉えられてしまうきらいがある。

海外だと「ブランド」と分類されるものが、日本だと悪意を込めて「宗教」とされてしまう感じってあるじゃないですか?

少し前にもお話しましたが、「インバウンド需要」という名の「外国人観光客向けの薄利多売」がコロナでできなくなった今、「機能以外」の価値の創造がものすごく求められていて、「ストーリー」というのは、メチャクチャ大事になってくる。

ウチの会社は僕がストーリーテラー(物語の語り手)として、「この商品にはこういう背景がありまして…」と物語を説明する役割を担っていますが、会社によってはストーリーテラーがいない会社もあって、今、ここの人材って、メチャクチャ重要だと思っているのですが、「そのあたりをちょっと甘く見積もっていませんか?」というのが今回のお話しでございます。

これからの会社がどうやって生き残っていくのか?

僕らは絵本ができるまでの「ストーリー」や、映画ができるまでの「ストーリー」をキチンと売って、付加価値を付けてきたのですが、エンタメ事業だった為に、そこがウヤムヤにされていたと思うんですね。

でも、今回は「カフェ」というゴリゴリの飲食ビジネスです。

ここをどう切り崩して行くか?は要注目で、飲食店経営者さんをはじめ、付加価値の創造…今回の場合でいうと「ストーリーの販売」というところに興味がある方は、ぜひ、サロンを覗いてみてください。