今まで第1章、第2章で「エンジン気配の大切さ」をいろいろな角度から主張してきました。舟券を買う上でエンジンは最大の根拠だと思います。
そのエンジン気配もわからずに舟券を買うことは、ただのギャンブルと言えるでしょう。だから、できることなら初日のレースには手を出すべきではありません。
厳密に言えば、展示航走があるわけだから、その気配に基づいて買うことは可能です。競艇場で試運転を見ている人なら、その気配に基づいて買うことも可能です。2回走りの前半に好気配だった選手を、後半で狙うというやり方もあります。
見る目にたけている人ほど、好気配の選手がみんなにバレないうちに勝負したくなるものです。それほどの見る目がある人は、初日こそ勝負かもしれません。
しかし、初日は気配を判断する材料が少ないのも事実です。そもそも、高配当を狙うのであればみんなにバレないうちに勝負するのが筋かもしれませんが、私のように「1-2で行けそうなレース」に絞って買うのであれば、実際のレース足を見てから判断すべきだと思うのです。
参考レースがないというのは、買う側にしてみれば根拠を見出すのが難しいはずです。そういう意味で、エンジン相場が曖昧な初日は、基本的には舟券を買うべきではありません。
勝ちに徹するなら2日目以降、前日のレースリプレイをしっかり確認してから勝負に挑みましょう。
●信頼できる1枠選手とは?
私は自身のブログの中で「信頼できる」という表現をよく使います。
「○○の1枠なら信頼できる」という感じで使うのですが、私の中で「イン戦を信頼できる選手」とは、「自力で勝つ能力がある選手」という意味です。
主に、スタート力とインからの旋回技術(スピードも含む)を指します。
イン戦が信頼できる選手は、壁役と呼ばれる2コース選手がスタートで凹もうが、カドからの捲りが飛んでこようがしっかり逃げ切ります。
逆に信頼できない選手にはそれができません。前者が「自力で逃げ切る選手」、後者が「他力の影響を受けやすい選手」と考えればわかりやすいかと思います。
信頼できると言っても、その時のエンジンの状態にもよります。信頼できない選手に比べて、信頼できる選手のほうがエンジンの力不足をカバーできるのは言うまでもありません。
ちなみに今、私の中での「イン戦を信頼できる選手」を思い浮かべてみましたが、松井繁、池田浩二、吉川元浩、原田幸哉、田中信一郎、井口佳典、太田和美、田村隆信あたりが上位に位置します(順不同)。でも、そうは言ってもやっぱりエンジン次第だと感じることが多い今日この頃です。この評価は私の個人評価に過ぎないし、半永久的なものでもありません。ひと昔前なら西島義則、大嶋一也、上瀧和則あたりの名前をあげていたかもしれません。
選手のイメージをインプットしていくことは大切なことです。そして何度も何度もレースを見て、その人なりにイメージを更新していけばよいのです。
<この項でのポイント>
「1-2で行けそうなレース」に絞って買うのであれば、実際のレース足を見てから判断すべき。参考レースがないというのは、買う側にしてみれば根拠を見出すのが難しいはずで、初日のレースには手を出すべきではない。
レース選択のポイントとして、前項(2項)をさらに掘り下げた内容になっています。方法論のひとつひとつをご確認いただくとともに、初日は買わないほうがよいという理由もしっかりおさえてください。