最後までどうなるかわからなかった出産。
バルーンと誘発分娩の処置をして、先生と助産師さんは終始ポジティブな声かけをしていてくれたから、私とパートナーは呑気にその時を待っていたのだけれど、お昼頃から帝王切開の影がチラつく。
実はお腹が張る度に赤ちゃんの心拍が一拍遅れて落ちていて、このまま陣痛が進むと負荷が大きく赤ちゃんが耐えられない危険性があるとのこと。
先生たちはずっとモニタリングをして、朝からどうしようか話し合ってくれていたらしい。
私がどうしても下から産みたいなら様子を見ると言われたけれど、そんな強い信念はなく、赤ちゃんが苦しんでいるなら早く出してあげるべきと思ったので帝王切開に。
「今から手術の準備をします」と言われてからは
あっという間で、着圧ソックスを履かされながら同意書にサインをしている15分くらいで準備完了。
あれよあれよと手術台へ。
正直、心の準備とか無い。
しかし乗り掛かった船。
「あとは私たちに任せてください」の言葉を信じて、進むしかない。
何も考えずに流れに身を任せた。
むしろその方が恐怖と緊張に潰されずに済んだように思える。
背中の麻酔は少し痛かったけれど
すぐに足がぽわーんと温かくなる感じがして
感覚を失った。
噂通り痛みはないけど意識はあり、
グイグイされている感覚がすごい。
体が揺れるほど引っ張られる。
施術中は助産師さんが手を握ってくれて安堵。
赤ちゃんは5分くらいでお腹から出され、
産声をあげてくれた。
抱っこはできないけれど手早く処置がされたあと
すぐに私の顔の横に連れてきてくれてご対面。
思ったよりも冷たくてふわふわだった。
そのあと私は薬で眠りにつき、縫合。
30分後には手術室を出て
ドアの外で待機していたパートナーと再会。
赤ちゃんも連れてきてもらって、私より泣いてた。
震えて待っていたらしい。
希望したバースプランからは大きく外れたけれど
助産師さんたちが
200枚くらい写真を撮ってくれたので
いろんな写真が手元に残った。
そして次に震えるのは私の番。
手術の影響で熱が出るとのことで、
電気毛布に包まれていても震えが止まらない。
深夜には39度まで発熱し滝汗

でも痛み止めも効いているし
しっかり眠れて朝には37度に。
翌日は歩行練習の予定だったけれど
足の麻痺が取れず一日ベッドの上で生活。
必要なものは手の届く範囲に置いてもらうが
不注意で床に落としてしまうと致命的。
マジックハンドがあれば良かった…
赤ちゃんとは24時間ぶりに再会。
なぜか肺呼吸がうまくいかず
やや酸素濃度を高くした保育器に入っていたが
夕方には安定したみたいで病室に運ばれてきた。
加えて午前中からミルク拒否しているらしく
「まだやる気ない」とのこと。
私な病室で看護師さんがミルクを試みたところ
飲んだけど、すごく嫌な顔して飲んでいた
術後の2日目には
私に繋がっていた管が殆ど外された。
残るは一日2回の腕の点滴のみ。
虫の息になるが歩くこともできた

脳内ではハイジ役もクララ役も私で拍手喝采。
(2回目に一人で歩いた時は少し楽に歩けた)
これで自由の身だ!!!
お手洗いも、歯磨きも、シャワーも行ける
時間が経てば経つほど動けるようになり
午後には看護師さんも驚く程
ほぼ普通に歩けるまでに。
大抵痛み止めを追加で処方するらしいが
一度も追加せずにロキソニンだけで済みそう。
体重を増やしすぎなかったのが功を奏したらしい。
お昼過ぎには母子同室で
すごいスピードで抱っこ、授乳、ミルク、哺乳瓶の洗浄、オムツ交換、の説明を受け頭パンク
そのあと嵐のように看護師さんは出ていってしまい、戸惑いの2人きり…
泣くからとりあえず抱っこしたら、泣き止んだ。
これは…母性爆発。
しかも抱っこしたらするほど愛おしくなる仕組みになってるんだと思う。こわい。
こんな感じで出産を終え
育児のはじまりはじまり。