[株]ピーター・リンチの教えと自分の事情 | 勤め人の投資

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四十代の勤め人が自分にもできる投資を悶々と考える。

 「ピーター・リンチの 株で勝つ」(ピーター・リンチ)は大好きな本で、何度も読んだ。

 

 勢い余って原書"ONE UP ON WALLSTREET"まで買ってしまった(買っただけで、全部読んではいないけど)。

 

 そんな自分にとって個別株への投資を諦めるのは本当に辛い事だったし、だからこそ投資への意欲は絶望的に減退してしまった。

 

 それから10年以上の時を経た今、一念発起して、個別株を買うこと以外の投資法を模索し始めている。

 

 今がリスク性のある金融商品を買うタイミングとして適切なのか全く確信が持てないので、何かヒントが得られるかも知れないと思い、改めて「株で勝つ」をナナメ読みしてみた。そしてこの本が伝えようとしていたポイントの1つを、自分がすっかり忘れてしまっていたことに気づいた。

 

 ピーター・リンチは「経済を予測しようとしても無駄なことだ。」(Predicting the economy is futile.)と明確に述べていた。

 

 最近の自分は「日本の異次元緩和はいつかは解除されるのだろうし、その後は利上げ局面に入っていくのだろう。いつになるかは正確にはわからないけど、まあ数年以内には?」とか考え、そういった局面ではどういった金融商品に投資していくべきか考えようとしていたが、考え方を根本から改めた方が良いかも知れない。

 

 ちなみに自分の理解によれば、ピーター・リンチは、過熱気味な市場においてもなお有望な個別株というのは存在することを指摘し、そういった銘柄をバイ&ホールドして資金を株式市場に留め続けることを勧めている。自分はそれができない(個別株は買わないと決めた)からどうしたらいいか悩んでいるわけだが…。

 

 自分が株に投資するとしたら、日経平均やTOPIXに連動するETFやインデックスファンドをドルコスト平均法で積み上げていくくらいしか、やりようがないのか…?あるいは例えば米国株を買うべきなのだろうか…円安と言われているこの状況で?