昨年、不動産業界でビックディールとなった虎ノ門パストラルですが、新たな情報を得ました。
不動産証券化業界誌であるRMJ2月号で森トラストは虎ノ門パストラルのある周辺地区を
『国際的な金融センター』としたい構想があることを述べていました。
確かに六本木や麻布も近く外資系が好みそうな地区ではありますね。ただし、当然、金融
センターに見合う周辺環境を作らなければなりませんから、森トラストとダヴィンチの
お手並み拝見となります。
森トラストは六本木と虎ノ門周辺の不動産を多く所有していますから、この地区の開発に
成功すれば六本木と虎ノ門の不動産の付加価値を創造する事が実現される事から事業に
弾みがつくことになります。
また、金融ジャーナルにてダヴィンチ金子社長は虎ノ門パストラルを落札するために最低
2500億円は必要であると考え、落札出来ないものと思っていたとのこと。落札出来たのは
それだけ金融機関からのローンがつまっているのだとコメントしていました。
また虎ノ門パストラルの入札時、金子社長は海外出張中で他社から「この件に関して金子社長は
本気ではない」と見えたとのこと(笑)。
また、森トラストとダヴィンチの出資比率はやはり半々であると金融ジャーナルでも書かれていました。
あと2年は虎ノ門パストラルとしてホテル運営を続ける条件で落札していることから森トラストの
考える国際金融センターが稼動し始めるのはまだまだ先となります。