くもりなきまなこ | インベントリのペット

くもりなきまなこ

もののけ姫
¥3,701


ひさしぶりに「もののけ姫」を観たら、泣けました。


ジブリ作品は好きですが、わたしはこの作品、ほかのジブリ作品ほど繰り返し何回も観ていません。ちょっと重く感じるせいかなあ。そうはいってもビデオ持ってるので、時間をおいて数回観てはいるんです。
最初に観たときは、シシガミさまに目をうばわれて、すこし混乱しました。
おそらくシシガミさまというのは、自然とか神様とか、人の推し量れないなにかの象徴なんだろうとは思いましたが、その推し量れなさ加減にすぐに何回も観ようという気にならなくなっちゃうのが、この作品のかわいそうな点のような気がします。
それでも何回か観てるとシシガミさまにも慣れてきて、わたしにもこのお話しが少しずつ、わたしなりにわかるようになってきました。


今回は、ひい様が最初にアシタカにいった、
「くもりなき眼(まなこ)で見さだめよ」
ということばを手がかりに、この物語をアシタカ視点で観てみました。


シシガミさまについては、おそらくエネルギーのかたまりのようなもので、いきものの形にまどわされると解釈しづらいですが、意志ではなくバランスのようなもので動いている、とわたしは考えて、それ以上は推し量れないものとして深く考えないようにしました。
ふしぎな力とかエネルギーとかいうものは、お話しをおもしろくする要素として、大事ですよね。それは別にふしぎじゃなくてもいいんですが、力について単純明快におもしろく教えてくれる作品として、「スターウォーズ」は、ある意味画期的な映画だったと思います。「もののけ姫」でいう「たたり神」は、フォースの暗黒面にとらわれた状態じゃないかな。


「もののけ姫」には、シシガミさまのふしぎな力以外にも、さまざまな力が存在します。いろいろな思惑によって、そういったさまざまな力がはげしくぶつかり合い、複雑なお話しが語られています。
アシタカは、そのような物語の中で、「くもりなき眼」でものごとを見さだめようとし、行動していきます。
そんなふうにこの映画を観てみたら、泣けてきた、というお話し。


まあ世の中いろいろな思惑で動いていますが、たまにはアシタカのように「くもりなき眼」でまわりを見て、もっとちがったやり方があるんじゃないかと考えてみる必要があるのかも、と思ったわけです。出来る出来ないはべつの話しとして。