聴音ソルフェージュってご存じですか?
音を聴いて、
すぐに五線譜に書き取るという訓練です。
ピアノや音楽を本格的に学ぶ人にとっては、
音高・音大の入試では必須とされる技術です。
ですが、私たちの教室では、
これを特別なこととはせず
【毎週のレッスンで“当たり前”に行っている】
のです。
子どもたちは「聞いたら、すぐ書く」。
この繰り返しを通して、
・耳(聴きとる力)
・頭(音の構造を理解する力)
・手(すぐに書く反応と集中力)
がどんどん鍛えられていきます。
この動画で書き取りを行っているクラスは
小1小2クラス
一人ひとり、五線ノートに向かって
音に集中し、音符を黙々と書き取る時間。
そこには、驚くほどの静けさと集中が広がります。
「この音、ドかな?ミかな?どっちだろう」
「線?間?どこに書けばいいんだろう」
そんなふうに、音に向き合う中で
子どもたちは、自然と“音を聴く耳”と“自分で考える力”を育てています。
この積み重ねが、のちの譜読みの速さや、
初見演奏、アンサンブル力につながっていくのです。
小さなうちから「聴く→考える→書く」の回路を育てること。
それは、将来ピアノを深く楽しんでいくうえでの、大きな財産になります。
今日もまた、静かな教室の中で、
音に向き合う子どもたちのまっすぐな姿が光っていました。
