日本人の定番調味料であり、
身近な健康食品である味噌。

その歴史は古く、現在では
抗がん作用など多くの健康効果が
期待されている
そのパワーを見直してみよう!

さっそく前半にいってみよう(๑•̀ •́)وハート

前半
・奈良時代から存在した調味料
・昔の人も知っていた味噌の健康効果

後半
・大豆+微生物=栄養価アップ+α!
 ・それだけじゃない味噌パワー

      〜奈良時代から存在した調味料〜
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味噌汁、田楽、味噌漬けなど、
日本の食卓ではおなじみの味噌。
昔話にも登場する味噌には、
やはり古い歴史がある。

味噌は、中国や朝鮮半島から渡ってきた「醤(ひしお)」という調味料が発達したもの。小麦や米、豆などの穀類を、
塩と共に発酵させたものが「穀醤」、
魚を使えば「魚醤」、肉なら「肉醤」と
なる。漁醤はタイ料理などに
よく使われるナムプラー、
秋田地方のしょっつるなどが知られるが、日本で主に発達したのは穀醤である。

奈良時代にはさまざまな醤が作られ、
鎌倉時代には、すでに現代の味噌に近いものが発達していたらしい

寒い地方の味噌は塩味が強く、
暖かい地方は甘いなど、
味噌は郷土色の強い食品である。

昔、農村では、味噌は各家庭で
作るものだった。製法が代々伝えられ、
嫁が味噌を作れるようになったときに
世帯を譲るということもあったらしい。

「手前味噌」という言葉は、味噌が家庭で作られることを前提に生まれた言葉と
いえる。今はスローフードの時代。
手作りのよさが見直され、
レシピ本を見ながら「手前味噌」作りに
挑戦する人が増えているようだ。

今回は、そんな味噌の健康話である。

 〜昔の人も知っていた味噌の健康効果〜

昔から日本の暮らしに深く根付いてきた
味噌。現在のように調味料として
使われることが主体になった歴史は、
実は浅い。昔はむしろおかずとして
食べる「なめ味噌」として発達した。

「金山寺味噌」「鯛味噌」「鰹味噌」と
いった名物は、なめ味噌の一種である。

東北地方では、山に行く時に
ご飯と味噌だけを持って山仕事を
していた暮らしぶりが伝えられている。

他にも、日常食はご飯のおかずが味噌で
あったという地方がいくつもある。

肉食が禁じられ、魚も滅多に
入手できない時代、庶民にとって味噌は
貴重なたんぱく源だった。

味噌の医者殺し」と言われるように、
病気を防ぎ、健康を保つ薬としても
重宝されていたのである。


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