今日の郡上は 一日雨です 気温 も寒いです
東京では桜の開花宣言がでたそうですが
こちらは もう少し遅くなりそうですね
今日は少し 昔に聞いた悲しい愛の話ですが
少し暗く重い話です 長いので前後編2回に
なりますのでよろしくお願いします(・ω・)旦
十年ほど前の話しです
をしてくれたのは 森田くん(仮名)
当時 約34歳です
その時僕たちは 森田くん達と ある
集まりを企画していたのですが
彼の同級生の 野々村くんの 訃報で
お葬式が入り 彼とその同級生が
集まりに参加出来なくなりました
そのとき森田くん から 聞いた話です
郡上八幡の中心地に ”新町”があります
夏になると そこを中心に踊りが行われます
そこに 野々村呉服店(仮名)という
老舗の呉服屋さんがあります
亡くなった 野々村くんは
そこの長男です 僕も2度ほど
お会いしましたが
イイ男で好青年でした
森田君が 葬儀会場に行くと
同級生の女子達が あちらこちらで輪を作り
ひそひそと 話をしていました
何事かと彼が尋ねると「やっぱり彼女が
連れて行ったの じゃないか」 との話でした
森田くんはすっかり忘れて いたのですが
昔 野々村君には 素敵な彼女がいました
話は高校時代まで遡ります
当時 野々村君は 同級生の美奈子さん(仮名)と
周りもうらやむ 美男美女のカップルでした
当時郡上の田舎では今と違い
男女のカップルが珍しい時代でした
普通ならやっかんだり 囃し立てる者も現れますが
二人は周りへの 気遣いがとても利き
いつしか みんなが そんな二人を認めていました
放課後 野々村君が 男友達と
ふざけながら遊んでいると
そこに 部活のおわった
美奈子さん が現れ ました
友達も野々村君を引き止める事なく
二人を見送ってくれたそうです
そんな周りにありがたく思い
二人は仲良く下校していたそうです
高校を卒業後 大学へ進み
そして卒業 した時
お互いに結婚の話が上がりました
当時 郡上では まだまだ
強制では無いのですが
家業は長男がつぐ のような
意識が自然とありました(僕もそうです)
美奈子さんは 呉服問屋の
女将さんとしては 申し分なく
野々村くん の家族もそう思っていました
美奈子さんは となりの大和町の
少し奥の処の材木問屋?の長女でした
お父さんは昔気質の方で
家は長女が継ぐものと 決めていました
美奈子さん には 妹さん がいました
妹さん は 姉と野々村くん との
仲がいいのを 前から よく分かって
いてくれたので「家は自分が継ぐから
お姉ちゃんは 野々村くんと結婚して」と
言ってくれました
野々村くん が 美奈子さん のお父さんに
合いに行きましたが 予想以上に
頑固で話が進みませんでした
野々村くん の両親は こちらが
頂く方だからと 足を運びましたが
ほんの些細な 言葉のやり取りにつまずき
売り言葉が 買い言葉 になり 両家は
仲たがいしてしましました
野々村くん と美奈子さん は 話合いました
美奈子さんは このまま
郡上を出て よそで 暮らすことを
決心していました
野々村くん は 今まで育ててくれた
両親と 店の将来を思う
と 決心が付きませんでした
ここまで話がコジれた 責任による
心労もあってか 最初に別れ話を
切り出したのは 野々村くん の
ほうでした・・・
続く