その後 奥さんから ようやく
退院していいとの許可が おりました
二月近く病院で入院していた
谷原君はようやく 出れたことに喜びました
でも 同時にそれは 離婚の宣言でした
奥さんは 自分の家財道具を運び出し
二人の娘を連れ
谷原くんと 顔を合わすことなく
家を出て行きました
家に帰り 一眠りし目覚めた彼は
泣きながら 二人の娘の名を
呼んだそうです
その後 二人の状況は 両極端でした
奥さんの恵さんは 病院が新たに作る
老人介護施設で働くための 資格を取りながら
二児の母として活躍しています
谷原くんは その後 さびしさからか
しばらく会社を休みました
谷原君の会社は 地元では優良企業です
復帰したとき 前と同じポストは無く
役員職をとかれ 一工員との再出発でした
あとから聞けば 会社としては
そこで 1年ほど がんばれば
また すぐ引き上げるつもりでした
それほど温情の厚い社長さんです。
その時 僕もしがみついて でも
会社に残れと引き止めましたが
新しい仕事になじめず 会社を 辞めました
(そのころは まだ景気のいい時です)
しばらくすると 再び酒が入り
今度は 一般病院に入院しました
精神科のような 辛さはありませんでしたが
監視がゆるいため 病室をたまに抜け出して
お酒を飲んだりしました そうした
素行の悪さもあり 完治の前に退院でした
幸いお酒から立ち直り
別の会社に就職しましたが
そこでは 人間関係のストレスになり
再び お酒に手をだし 緊急入院 しました
度重なるお酒からか
今度は 肝臓がひどく弱っており
ICU( 集中治療室)に運ばれました(>_<)
妹さんの方からの 生体肝移植を
との話もでましたが 幸い 僕と同じように
保険適用外の高価な薬を打ち続け
なんとか 一命を取り留めました
続きます 次回で最終回です (・∀・)