あれから1年。
いち福島県民としての、あたしの目線で書くね。
皮肉だけど、震災があったからこそ、
福島が好きだってはっきりと自覚させられた。
就職も、福島でしたいなって思うようになったよ。
1年で、足りない脳みそなりに少しずつ考えた。
変わっていく景色に、知る事実に色々なことを感じた。
原発は、作業員の人が管理してくれているから大丈夫、そんな過信をしていた自分の馬鹿さ。
年配の先生が言ったんだ。
『原発を作って、本当にすみません』って。
先生は悪くない。
だって、反対デモに参加してたんでしょ?
それに、英語の先生だったけど、
福島に原発を作らせた政治家とか、
その他地元の歴史、いっぱい教えてくれた。
安田講堂事件がなかったら……
先生は東大に入って、良い政治家になって原発なんて無かったのかもって。
あと、福島原発って名前。
他の原発は、県名じゃなくて、市名で付いていて、
例えば、宮城の女川原発とか。
何で、福島だけ県名で付けられてるの?
市名で付いていたら、もっと風評被害は防げていたのに。
でも、アノ歴史が無かったら……
なんて言い出したらキリが無くて。
結局、全ては繋がってる。
だから、どこに怒りをぶつけていいのかも分からないんだよね。
去年の今頃は、車の中にいて、
怖いくらいに星が綺麗だったね。
あの地震で、中止になったスポ大、
今でも心残り。
これからの福島を担う若者とか言うけど、
重荷だよね。
目を背けてきたのは貴方でしょ?
放射能まみれにして、寿命だって何年縮んだか判らない。
“これから”を押し付けて、未来まで潰す気ですか?
若者の夢くらい、自分で決めさせてあげたら?
それで、もし福島の為って夢なら、知恵や力を受け継がせてよ。
あたしはまだ先は見えない。けれど、ただひとつ、福島出身ってことに誇りをもって生きるから。