前回お伝えした「ロデオボーイ」は、12月に我が家に届くらしいです。ああ…


犬嫁日記#12:「天職」の巻


嫁:「仕事辞めてきた。」


つい数ヶ月前、嫁からこの言葉を聞いた時、僕が思ったことは「またか」でした。

およそ一年ごとに仕事を変えるので、もう別にそれは当たり前の行事に思えます。


最初の頃は、こんな会話をしていました。

僕:「仕事のせいにして職をコロコロ変えてるけど、それってこらえ性がないってことなんじゃないか?」

嫁:「私にとって、あの仕事は一生やっていく程の価値はないのよ。」

僕:「そんなことがたかだか一年くらいで分かるものなのかな?」

嫁:「一ヶ月もあれば分かることだよね。」

僕:「じゃあ、なんでその仕事をやろうと思ったの?」

嫁:「その時は自分に向いてるような気がしたからでしょ?」

僕:「じゃ勝手にすれば?」

嫁:「言われなくてもそうします。」


嫁さんは実にさまざまな職に就いてきました。


マックを買ってきてDTPで編集の仕事。⇒手先が不器用なのと性格が大雑把なことに気付き退職


3Dのネットモールを立ち上げるベンチャー企業⇒初めて営業職を経験していきなり

大口のクライアントを2件獲得し、一年で課長になるも「上司がアホやから」と退職


介護士⇒人の役に立ちたいとはりきっていたが、研修の段階で老人に介護され退職

etc…


最近はこうです。

嫁:「今日(仕事)辞めてきたから、明日から宜しくね。」

僕:「はいはい。」

嫁:「あと、お財布に一万円しかないけど、来月までもつかな?」

僕:「はいはい。」

嫁:「今日、帰りに本屋さんで六法全書買ってきた。これで明日から本格的に弁護士になる

勉強ができるわ。」

僕:「べ…はいはい。」


嫁:「じゃ、もろもろ宜しく!」

                               苦難は次回へ続きます。

求職の女