※一般的な検査項目について、概要を記事にしています。
検査は同じ数値でも、検査目的や個体差によって解釈が変わります。
受診患者さん以外で、お電話等でのご質問にはお答え致しませんので予めご了承ください。
P (リン)
副甲状腺(上皮小体とも言います)の病気、腎臓病などで上昇。
食べている物によって、数値が変動します。
慢性腎臓病の動物では、食事療法の一つとして、リンの摂取量を制限することがあります。
Ca (カルシウム)
骨の主成分はカルシウムです。
骨は、一度作られたらずっと機能しているわけではなく、皮膚と同じように、新しく作ったり・溶かしたりといった新陳代謝を繰り返しています。(※骨代謝と言います)
カルシウムは、骨代謝や筋肉の収縮、血液凝固など・・・一見地味な働きですが、ホルモンによって厳密に調整されています。
※原因がはっきりしない高カルシウム血症が現れた場合、高カルシウム血症を引き起こす腫瘍の存在を疑う場合があります。(腫瘍マーカーのような側面もあります)