※一般的な検査項目について、概要を記事にしています。
検査は同じ数値でも、検査目的や個体差によって解釈が変わります。
受診患者さん以外で、お電話等でのご質問にはお答え致しませんので予めご了承ください。
GLU グルコース
比較的なじみのある項目だと思います。
"血糖値"です。
糖尿病の診断や、衰弱動物の低血糖の診断に利用します。
動物(特に猫)の血糖値は、ちょっとした事ですぐに上がってしまいます。
病院にきた緊張によって、血糖値が200を超えるような猫さんは、かなり多いです。
健診の流れの中で、本来でしたら問診や、視診・聴診といったチェックから行うべきなのですが、
私は、最初にまず採血をさせていただきます。
(※いろいろと時間をかけて身体を触っているうちに血糖値が上がるので…)
糖尿病を疑う場合には・・・
血糖値が高く、多飲多尿、体重減少などの症状がある場合、
糖尿病を疑った場合には、
フルクトサミンという項目を測定して、確定診断に役立てます。
その時だけの一過性の高血糖なのか?
それとも持続的な高血糖なのか?
の判断が可能です。