佐伯祐三「芸術家への道」展ってのは。 | 犬助のブログ

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きのうはプチ介護の日なので実家に行った。
なのに介護すべきパパを置いてママと練馬区立美術館にいっちまいました。(爆)

だって実家に着いたとたんにママが「佐伯祐三展が近所でやってる~~!」って騒ぐんだもん。
どーせNHKの日曜美術館でも見たんだろーって思ったらそのとおりだったよ。わかりやすい女だ。

私は佐伯祐三とか荻須高徳とかユトリロって興味ないんだけど
うちのママは大好きみたい。
こうゆうものは早く行かないと行きそびれるから とっとと行ってきました。

初めて行った「練馬区立美術館」。。
それは西武池袋線の中村橋駅の近くにあるりっぱな建物でっす。
うちの実家は石神井公園ってとこなので各駅停車で3駅だから近いんだけどーーー。
なかなかいいですが、、、
照明がダメだなぁ。
ガラスがはまっている額縁の絵は反射してすっげー見難いでっすん。イライラするー。
やっぱ、そうゆうとこちゃんとしないと「田舎の美術館」って言われちゃうぜ。
でも この佐伯祐三「芸術家への道」展は開館20周年記念なのでかなり気合入れて作品を集めたんじゃないでしょうか?
質といい、量といい、すばらしいじゃん。
もし私が佐伯ファンだったら感激するなぁ。

なんで20周年に佐伯なのかとゆうと
佐伯のアトリエが下落合(新宿区じゃん!!)にあったり
友人との交流で池袋やら板橋やらに行っていた(わしと同じじゃん!しかも練馬区じゃないじゃん!)から
・・・だそうでっす。
練馬区周辺が生活圏だったってことね。(爆)

昭和三年に30歳でパリにて客死した佐伯祐三についてはよくわかんない。
でもこの展覧会をみると誰でも思うと思うけど異様に執拗な執着心が怖い。
初めのうちは自画像。
次にパリの街並み。
それから壁の広告。
こんな(って知らないけどさ)性格の人がパリなんかに行ってあの陰鬱な冬を何度も越せる訳が無いって感じ。
年くってわかったけど人間の精神活動って天気と健康とって重要。あと金。

ワタクシ、この展覧会では絵よりも
ちいさな走り書きのように壁に貼られていた紙切れの
「いつかやってやる
 仕事ーー病気ーー愛ーー生活」 みたいなののほうに興味が。
まぁ原文は忘れたけどそんな雰囲気の文章があったわけだ。
これから行く人は読んできてね。

うちのママの感想は「私って華やかな絵よりも暗くて陰鬱なほうが好きなんだってわかったわぁ~」だそうでっす。
それって自分のことじゃん!まぁいいや。
佐伯の絵を見て自分と向かい合い、自分を見出したのだろう。(推定)

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「うーん。さすがに佐伯でも下落合じゃダメね」とママ(何様?)に酷評された「下落合風景 1926年」。
わしは好きだけどな~。パリの絵よりいいと思うぜ。
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ずっと「乃木将軍」だと思ってた「郵便配達夫 1928年」。
これが一番有名か??
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なんでこんなに壁ばっか描くのかコイツは?って思わせるほど「壁フェチ」な佐伯くん。
「ガス灯と広告 1927年」
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これ見たかったけど、無かった。。。がびーん。
「立てる自画像 1924年」
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「こっちのほうが本物の雰囲気あるわねボロっちくて荒んでて。汚いわよね、あの教会。ゴッホのってキレイじゃん?」(ママ批評)
「オーヴェールの教会 1924年(佐伯)」と「オーヴェールの教会 1890年(ゴッホ)」

絵を見るって不思議だ。
なんでこの人、ここでこの色使うのか?とか
なんなのこの絵の具のかたまり?ここにへり付けることでなにを表現してるんか?とか
いらんことが気になる。
まぁそれを評論して食い扶持にしている人もいるけど
そんなこと知ってもなぁ。

むしろ、明治時代にフランス行くのってどのぐらい大変だったのか?とか
つてを頼ってまでしてパリに行く意味ってなんだったのか?のほうが知りたい。
命と引き替えにするほど行きたいって気持ちはどっから出てくるのか?

結局、特に好きにもならなかったけど
佐伯祐三が持っていた気迫はものすごく感じた。
日曜画家のような迷惑な人たちと芸術家との差はこんなワタクシにでも
別の入口から入る個室でやってた素人(?)グループ展をちょっと眺めるだけでわかった。
そのすっとぼけた色合いや、勢いのない筆捌きは心をゆすぶらない。
楽しんで描いたのねってのはわかるけどさ。
バンドの次に迷惑だな。
あ、こっちのほうがかさばるからもっと迷惑かも。



ちなみに、売っていた絵葉書の質が悪すぎ。
絵の凹凸の光が映りこんでる!わしが撮った方がマシなんじゃないのか?って思うくらい。
発色も悪いしーーー。
なぜ駄目だししなかったのかが不明なほど悪質じゃ!

でも展覧会はとってもよかった!
空いていて気持ちいい。
喫茶店は¥270均一!ビールは無い。
どーぞいってらっしゃい!
オトナ¥500、75歳以上はタダでみれるぞ!