プロローグ
その瞬間ヒート・ホークの出力をMAXまで引き上げるとマイケル・ビットマンはグフの機体を反転させながら61式戦車の二本の砲身を斬り落とし、背後に回り込むなりエンジンルームにマシンガンの照準を合わせて正確に一発の銃弾を叩き込んだ。機関から火を噴き上げた車体は即座に沈黙。ハッチからクルーが逃げ出すのを確認するとビットマンは大通りの反対まで翔んで市庁舎の瓦礫の影に機体を潜めた。あたりにはこの20分で彼が仕留めた五輌の戦闘車両が火煙を噴き上げている。束の間の静寂。ビットマンは行動食を頬張りながら手際良く機体のチェックとマシンガンの残弾を確認して大きく一つ息を吐いた。胸部装甲に敵歩兵のバズーカの直撃を喰らったが損傷は皆無だった。強靭な上にさらにこの機体よく動く。計器類の仄暗い灯りを浴びながらビットマンは思わず微笑まずにはいられなかった。
グフを受領して五度の慣熟訓練の後、ビットマンは慌ただしく実戦に出ざるを得なかった。連邦のオデッサ侵攻を前に与えられたわずかな時間の中で、ルウム以来ザクで培ってきた自身のスタイルにそぐわないグフの象徴とも言うべきヒートロッドと左手の五連装マシンガンをあえて廃し、グフの機動力と使い慣れたマシンガンにヒート・ホークを駆使した戦術に特化するというのが彼が導き出した最適解だった。その判断の正否はすぐに証明される。ビットマンの技量に加えグフの持つ高いポテンシャルとのシンクロ率は高く、初陣で戦闘車両四輌と航空機二機撃破という離れ業をやってのけたのだ。
ノイズまみれのレーダーがアラームを発して北から新たに三輌の61式が接近してくるのを伝える。ビットマンは同じく廃墟の影に身を伏せていた僚機に素早くフォーメーションを伝達すると、次の瞬間には先頭の61式の鼻っ先に飛び出しモノアイに獲物を捉えていた。明らかにザクを凌ぐスピードに戸惑うクルーの表情までもが透けて見えるようだった。
「ザクとは違うのだよ、ザクとはな」
彼の脳裏にランバ・ラルの声が蘇っていた。
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ってな妄想を抱きつつwリバイブグフを製作しておりました♬
ヒートロッドは使わないそうなので、残しとくと邪魔そうな
出っ張り部を取っ払ってメクラ蓋をした体で3Dパーツを作成。
ちゃーんと採寸したのでピッタリ収まりましたよ〜♬
で、これまた新装備のヒートサーベルを使わず、ルウムから
ご愛用のヒートホークをシールド裏に収納してた設定なんで
サーベル収納部にピッタリ合うマウントを作ってみました。
お〜〜パチっと収まりました〜♬
ヒートホークはオリジンザクからの流用です。
これまたルウムからご愛用のマシンガンは取り回しやすいように
ストックとアシストグリップを切り取ってショート化、弾倉裏も
スッカスカだったのでパテ埋めしました。ちなみにマシンガンは
HG No.234シャアザクから流用。手持ちのザクマシンガンの中で
コレがいっちゃん造作が良かったのでチョイスしました〜
全パーツの切り出しも完了しましたので洗浄にまわします。
ただ週末は天気悪そうなんで塗装はもう少し先になりそうです。