こんにちは！doghug店長の小嶋です
前回の記事で次回をお楽しみにと言った手前、記事を書かなくちゃ〜
と頑張っております
はいっ！！
歯石除去についてです。
歯石除去にはざっくりと麻酔下での施術と、無麻酔下での施術があります。
それぞれにメリットとデメリットがありますので、どちらの術式をとるにしても
わんこの状態に合わせてきちんとやってくれるところにお願いするのが飼い主さまの務めになるかと思います。
（※これより先はあくまで私の持論であって、特にどちらを勧めるものでも、否定するものでもありません。）
無麻酔での歯石除去はクリーニングと呼ばれるそうです。
さて！ここからそれぞれのメリットとデメリットを見ていきましょう！
クリーニングのメリット
・安い！(施術料のみでだいたい¥10000以下が多いでしょうか？)
・お手軽(覚悟がいらないので「ついでにお願いします」的な...)
・口臭が減る(歯石の絶対数が減れば臭いも減ります)
・見た目も結構きれいになる(白い歯がきらりと光ります)
いいですね〜〜！「あ、じゃ今日御願いします
」ってかんじでいけちゃいますね
一方で
クリーニングのデメリット
・犬の性格に依存する(わんこの協力が必要不可欠です。怒る子、嫌がる子、痛がる子はできません。。)
・歯周ポケットの中や歯の裏側、下顎の歯まで行き届きにくい(構造上難しいんです。。)
・歯周病が進行しているまたは動揺している歯では施術不可(触られると痛いので抵抗されるし出血や溶けかけた顎に力が加わり骨折の恐れがあるのでできません。。)
・抜歯不可(歯根は深いため抜歯時には出血します。危険なので出来ません。。)
あれ、「うちの子は難しいのかも...
」なんて声が聞こえてきそうですね。。
それでは
麻酔下での歯石除去のメリットを見てみましょう！
・犬の性格に依存しない(麻酔をかけられる体調であればどんな強い犬でも怖がりな犬でも施術可能です)
・歯周ポケットの中、歯の裏側、下顎の歯も全てピカピカに行き届きます(寝ている間に終わるので抵抗にあいません)
・超音波スケーラーや研磨、外用薬の塗布などのおかげで術後の仕上がり、持続力、歯石の予防効果が高い(歯の表面をつるつるに仕上げると歯垢は付きにくく、隅々まで汚れが取れれば予防効果は高まります。)
・抜歯可能(歯として機能の低下した歯は抜き去れます。もちろん感染しないようにお薬や注射も可能)
・口臭が無くなる(きれいさっぱりで口臭ともおさらばです)
な、なんかすごく良いですね...
これならうちの子の歯もピカピカに！！！
( いやでもデメリットあるでしょ〜〜！？ )
はい、見てみましょう。
麻酔下での歯石除去のデメリット
・高価(施術料の他に全身麻酔をかけるための血液検査や歯の状態を見るためのレントゲン検査など検査段階でお金がかかります。安くても全部で5万円くらいからでしょうか。)
・麻酔によるリスクがある(100%安全な麻酔はありません。)
いろんなサイトを見たり、聞いたり、考えたりしてみましたが、これでだいたい網羅出来ていると思います。
無麻酔での施術で十分本当にきれいになってしまうごくごく軽度のお口事情と、もうどうやっても手に負えないお口事情ではこの術式も選んでいる場合ではないのかなと思います。
分かりやすいようにレベル分けしてみました！
レベル０：毎食後ハミガキ出来ていて、歯石はおろか歯垢もなし！口臭もなし！ぴっかぴかのお口
レベル１：ハミガキは１日に１回。ハミガキしてないときに歯を触るとぬめっとする。口臭はない。
レベル２：ハミガキは２日に１回。大臼歯(奥歯)のところにうっすら黄色い歯垢が付いている。口臭はあるかな？くらい。
レベル３：ハミガキは一週間に１〜２回。歯の付け根が茶色く石灰化していて黄色く歯垢の付いている範囲も広い。口臭あり。
レベル４：歯茎が赤く炎症を起こしていて歯が半分くらい歯石に覆われている。息をするだけで口臭がきつい。
レベル５：何本か歯が抜けてしまい、歯茎は干上がってしまっている。歯が見えず歯石で歯がくっついている状態。口の周りの毛が赤茶けてよだれの臭いもキツい。犬の臭い＝口臭くらいのキツさ。
このレベル表は結構耳が痛くなる飼い主さまも多いのではないでしょうか。。
(小嶋の独断と偏見によるレベル表ですので、、ご意見はこっそり聞かせてください)
さて、あなたのわんこのお口はどのレベルでしょうか？？
レベル０のわんこはそうそういません！レベル０のわんこの飼い主さん！！
これはかなり大きな誇りを持って下さいね！！！！
そして是非最期までこのお口で行きたいですね！！！
レベル２くらいまでならハミガキで何とかなります！
それ以降は歯石除去の方法はメリットデメリットをよく比べていただいて、きちんとやってくれるところへお願いするのが良いと思います。
無麻酔での歯石除去Before
無麻酔での歯石除去After
(ただし、歯周ポケットの中、歯の裏側は出来ないし、下顎の歯も出来ませんでした。歯周病菌根絶までは無麻酔ではできないのです。。)
「でもね〜〜そうは言ってもうちのこハミガキやらせてくれないのよ〜〜〜」
おーーー！ハミガキの重要性がかなーりかなーーーり分かってきましたね！！！
ですよね。
やるのが難しい場合でもコツをつかんでしまえば上手に出来ます！！
では次回はハミガキのやり方について書きたいと思います
次回をお楽しみに
ご質問やご感想、お気軽にどうぞ！
あくまで小嶋の個人的な考えですがなにかひとつの目安になればと思います。
doghug、へんなおみせです。
実際に、あるんです。
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