広島市内から松山経由で今治城までの旅
皆さん、おはようございます、犬のうわ言です。
今日は、5月18日に行きました、今治城についてお送りします。
先ず、その前にその日の前日に私達夫婦は、5月16日の夜に新宿を経ち5月17日の朝東福山から福山を経由して因島大橋を経て因島水軍城を観て因島大橋から尾道を経由して広島市に入りマツダスタジアムで巨人対広島戦を観てその夜温泉に入りホテルで泊まりました。
そして、5月18日の朝広電に乗り広島港に着きこのお話は、そこから始まります。
私達夫婦は、朝5時に起きて6時にチェックアウトをして、コンビニで朝食を買うのですが、そのコンビニの店長は、前の日に私が巨人のレプリカユニフォームを着てホテルから広電までの道を探している途中に立ち寄ったのですが「巨人は、負けて残念でしたね。」と言い「私は荻原選手のファンなんですが、頑張って欲しいのです。」と言っていたのです。
そして、次の早朝にまたコンビニに立ち寄りますと服装がすっかり変わっているし帽子の色も形も変わっているのに「昨日は、広電の停留所分かりましたか?」と確り覚えてくれていて「今日は、巨人が勝つと良いですよね。」と言われたのでした。
しかし、「今日は、これから広島港に行き四国に渡って、今治城と松山城を観に行くのでマツダスタジアムで試合を観る事が出来ないんです。」と言いますと「それは、残念ですね、四国の観光お気を付けて。」と言われたのです。
私は、巨人ファンですが、広島の人々がとても好きなんです。
そして、その前の日にホテルに行くバス停とマツダスタジアムに行くバス停を教えてくれた広島駅の地下街にある案内所の人もホテルの人も「間違えて案内してしまったからお客様に訂正して置いて下さい」と言付けしましたし誰かも分からないのにホテルのフロンとの人も覚えていてくれてそれを教えてくれたんです。
そして、ホテルから広電の停留所までの案内図をわざわざ印刷してくれたんです。
更に言いますとマツダスタジアムの生ビールの売り子さんは、お客さんにビールを注いで売っている時に階段に膝を付けて腰を低くして他のお客さんの視界を遮って試合が見えなくなる事をしない様にしているんです。
これは、このマツダスタジアムに来た時だけ感じるとても素晴らしい配慮だと思っています。
こんなに色々な人の親切に触れるのですから広島が好きに成るのが分かりますよね。
やっぱり原爆を投下されて人の痛みが分かる人達がいて、その人達が語り継ぐ事で、人に対しての優しさが備わっている県民性なのでしょうね。
今回私達夫婦は、スーパージェットと言う高速船で、広島港から直に松山観光港に渡りました。
普通の汽船に乗りますと2時間25分掛かるのですがこの船に乗りますと1時間10分で到着するんです。
7時30分は朝1番の船ですから5時に起きて6時にチェックアウトして広電の停留所まで行きその途中で食事をして着いてからチケットを買いトイレ休憩すると息もつけない時間でした。
広島港とお別れです。
30分遅れて松島観光港に着きますとロビーに入りバスを待ちます。
8時40分に着きましたが、トイレに行ったりしてバス停を探し8時40分のバスに乗れず8時52分の高浜駅に乗りました。
伊予鉄道に9時頃乗り出発します。
何か後ろの席に座ると電車の計器が一杯ありその中のスピードメーターを観ていたら少年時代の想い出が蘇って来ました。
そこで、観ていますとこの電車は、時速40キロちょっとで走っていてその時速40キロを出すのには、1000A程度の電気を使って走っている様でした。
昔、時刻表を見て列車の発車時間と到着時間と次の乗継時間を調べて、今みたいにインターネットが無い時代にその駅の番線の位置と駅長室の位置や連絡する方法は、歩いて階段で移動するのか線路に降りて乗り換えるのかやトイレはあるのか弁当は売っているのかを調べた事がとても懐かしい想い出でした。
そんな事を話している内に高浜駅から松山市駅に到着するのでした。
此処で、皆さんに注意喚起があります。
事前に私が調べていた時に気が付かなかったのですが、松山市駅は、伊予鉄道の駅なのです。
そして、JR松山駅と言う駅があるのですが、とても遠い距離、離れています。
そして、地図上で観ますと松山と書かれているのがJR松山駅の事なのです。
そして、松山市と書かれているのは、伊予鉄道松山市駅ですから気を付けて下さいね。
私達夫婦は、伊予鉄道松山市駅の高速バスのバス停から今治駅のバス停に行きそこで今度は、市内のバスを利用して、今治城に行きます。
11時45分今治城バス停到着しました。
広電に乗りスーパージェットの高速船に乗換て市内バスに乗り伊予鉄道に乗り高速バスに乗りまた市内バスに乗り6つの乗り物に乗り乗り換え時間を費やしてホテルを6時に出たのに今治城のバス停に着いたのが11時45分ですから約6時間の旅をして来たのです。
とても忙しない旅でしたが、その中でとても良い乗務員さんに出逢いました。
伊予鉄道の車掌さんなのですが、年の頃は20代前半の若い人でした。
駅から乗って来る身体障碍者の車椅子の乗客を車掌の乗務員ボックスの中から100m走の選手の様に見つけてダッシュして乗車の手助けをします。
その後またダッシュで車掌の乗務員ボックスの中帰り運行時間に遅れない様にするのです。
そして、また、発車した後、車掌の乗務員ボックスの中の車両の中の真ん中の扉を開けて、ダッシュしてまたその車椅子まで走って行き、その身体障碍者の人に何処で降りるのかを聴きに行くのです。
そして、また、ダッシュして車掌の乗務員ボックスに戻り無線で駅に連絡していました。
此処で、1つ田舎の事情をお話ししておきますと最近は、人件費削減の為に全ての駅に駅員がいる訳では無いのです。
そして、ワンマン―の様な仕組みで広電等でも運転手が車掌を兼ねていたりします。
1両編成なら分かりますが、広電では、2両編成だったりします。
そして、伊予鉄道の電車は確か4両編成だったと思います。
名古屋の地下鉄も車掌のいないワンマンカーの運用が始まっていると聞きますので、この様な乗客が少なく成りワンマンカーで無くとも駅員が居ない駅がどんどん増えていて弱者を守る為にこの乗務員さん達の凄い苦労があると思います。
私は、学生時代から会社に勤め始めた最初の頃まで、身体障碍者友の会でボランティア活動をしていました。
ですからその様な方を見ますと直ぐに声を掛けて手助けしたくなります。
しかし、当事者は、一般の人達よりも乗務員さん達に手助けして貰う方が気が楽な人もいるのです。
難しい問題ですが、出来れば一緒に乗る乗客の方が声を掛けて、出来れば気を使うとは思いますが、身体障碍者の方達が共存出来る世の中であって欲しいと思います。
広島市内から松山経由で今治城までの旅
犬のうわ言でした。