笛を吹かなければ、選手は得踊らない!

皆さん、こんにちは、犬のうわ言です

 

昨日のブログでは、9月25日の巨人対DeNA戦についてお送りしましたが、今日は、9月26日の巨人対DeNA戦についてお送りします。

 

この日の試合は、山崎伊織投手が先取点を3回裏と言う早い回に1失点獲られて、試合の流れは、DeNAに勢いがついてしまいました。

 

しかし、私は、山崎伊織投手の責任よりも原監督に大きな責任があると思っています。

 

何故かと言いますと巨人は、この試合で、2,3,5,9回表に得点の機会がありました。

 

特に、2,3回表に大きな得点の機会がありました。

 

このどちらかの機会に先取点を先に獲り援護出来ていれば、山崎伊織投手のメンタル面は、大きな勇気を得たでしょうし、気持ち的に開き直って投げる事で、委縮したメンタル面に拠る体の機能や頭の冷静さは、維持出来たと思うのです。

 

野球と言うスポーツは、サッカーやラクビーと違って監督は、試合途中で指示する事は出来ません!

 

しかし、野球とは、監督が指揮命令を出せば、チームワークの方向性を示せるのです!

 

私は、建築の仕事柄物理学を学んでいます。

 

これは、人生とか仕事とか野球にとても役立つ学問なのです!

 

私のブログを何時も訪問して頂いている皆さんは、御存知の事と思いますが「物事を別の角度から考えましょう。」と何時も提唱しています。

 

この物理学と野球に一見関係が無さそうですが、実は、この物理学と人生や野球はとても大きな関係があるのです。

 

先程、チームワークの方向性を示せると言う事を言いましたが、チームワークとは、物理学で言いますと合力と同じだと言えるのですが、実は、同じ大小の力が、合わさったとしても結果の良い方向性に向かわ無ければ、良い結果が出無いと言うのが、私の人生や仕事や野球のチームワークと同じなのです。

 

此処で大切な「物事を別の角度から考えましょう。」と言う考えは、皆、一生懸命自分の仕事をしていても結果の出る良い方向性に力を出さなければ、その成果は出無いと言う事なのです。

 

ですから力を合わせる事も大切ですが、良い方向性に力を出さなければ、その成果は出無いと言う事なのです。

 

社会的に言いますとリーダーシップのある人が、ほぼ大体その組織やチームを率いて行く訳です!

 

だからこそ組織の首長の最大の役目とは、誰に何を批判されても嫌な決断であったとしても「泣いて馬食を切る」決断をしなければ成らないのです!

 

巨人の今の現状は、良い方向性に力を出さなければ成らないのに原監督は、その良い方向性に力を向ける指示をしていないと言う事なのです。

 

9回表に四球で走者を出して、初めて切羽詰まった状況で、犠牲バントをさせたのですが、何故、2,3回表に大きな得点の機会が来た時に犠牲バント【スクイズ】をさせ無いのでしょうか?

 

諺に「笛吹けど踊らす!」と言う指揮官や首長の悔やむ言葉を良く聴きますが、この試合を観ていて、「笛を吹かなければ、選手は踊らない!」と言う気持ちで一杯でした!

 

私は、V9時代の川上監督の手法を散々見て来て、体感した事があります。

 

それは、始めは、義務や犠牲と言う選手を縛って役目を与える事で、色々な事を考えずともその役目の仕事に集中して返って仕事の成功率が高まると言う事です!

 

自分が、指示命令されるのは嫌だから自分が、指揮官に成ったら部下や選手に指示命令せず仕事や野球をしたいと言うのが原監督の考えだと思います!

 

それは、プロとして当たり前なのだと言う考え方でもあります。

 

しかし、川上監督は、始めの内に義務や犠牲と言う選手を縛って役目を与える事で、先取点と言う良い方向性に力を注ぎました。

 

そして、その先取点を先に獲る事が選手の自主性や自由を優先するよりも大切だと言う信念を植え付けました。

 

先取点を獲ると投手は、援護された事で大胆な投球が出来ますし、打者も先取点を獲ってから自由に撃たせたり自主性を優先しても先取点を獲れたと言う実績の結果が、「自信」に繋がります。

 

そんな試合を毎日している内に段々最強なチームが出来上がって行きます。

 

また、「自信」とは水ものなのです!

 

今日、3安打4安打撃てても次の日は、完封負けをする結果しか出ません。

 

今年の巨人は、全くその典型なのです!

 

皆が撃つ時は、ドンドン撃つのですが、皆が撃てない時は、全然撃てないと言うチームなのです!

 

何処が違うのか?

 

それは、始めの内に義務や犠牲と言う選手を縛って役目を与える事で、先取点と言う良い方向性が無いのです!

 

原監督にその意識が欠如していますし、一生懸命自分の力を出せば良いと言うチームにそんな意識や雰囲気を植え付けています。

 

今年、私は、門脇選手の事を買っています。

 

それは、その意識が高く原監督に指示されなくともその様な良い方向性に向かって仕事をしているからです!

 

この試合で、私は、3回裏に山崎伊織投手が1失点失った時点で、この試合の負けを予感しました。

 

スターティングラインナップ発表とメンバー表交換

 

1回表

巨人3者凡退

 

1回裏守備につく巨人ナイン

 

1回裏

DeNA3者凡退

 

2回表

大城四球+秋広ライト前安打+ブリンソン+レフト前安打 無得点

 

私が監督ならば、スクイズで、必ず1得点を捥ぎ取っています!

 

2回裏

DeNA3者凡退

 

3回表

門脇レフト前安打+坂本レフト前安打 無得点 この回以降ほぼチャンスは、巡って来ませんでした!

 

3回裏

山本レフト前安打+大田レフト前2塁摘打 デ1-0巨

この先制点で、巨人ファンの応援の声は消えたのです!

 

先取点を獲って大喜びのDeNAファン達!

 

4回表円陣を組み方向性を伝える様子

 

4回表

巨人3者凡退

 

4回裏

DeNA3者凡退

 

5回表

山﨑レフト前安打 無得点 この時も犠牲バントをして山崎投手を得点圏に送りません! 「笛を吹かないのです!」

 

5回裏

ソト センター前安打 無得点

 

6回表

巨人3者凡退

 

6回裏

DeNA3者凡退

 

7回表

巨人3者凡退

 

7回裏

 牧 四球 無得点

 

8回表

巨人3者凡退

 

8回裏

林センター前安打+盗塁成功 無得点

 

9回表

ウェンデルケン投手交替+関根レフト交替

 

岡本四球「代走重信」+大城バント成功 最後にやっとチームで一番犠牲バントを成功している大城選手が、得点圏に重信選手を送ります。

 

この最終回に自信を持って成功する選手が出て来るのですか?

 

代打 丸 空振り三振 無得点! ゲームセット

 

試合終了

 

今年を象徴する試合展開でした。

 

残り4試合中1試合を名古屋まで行って応援しようと思っていましたが99.9%CS出場出来ないと思い、チケットを買いませんでした。

 

昨日、自力も他力も無くCS出場出来ないと決定しましたので、残り3試合の消化試合を観に行く事にしようと思います。

 

笛を吹かなければ、選手は踊らない!

 

犬のうわ言でした。