瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の
われても末に 逢はむとぞ思ふ
川瀬の流れが速いので、岩に塞き止められた急流が二つに分かれても、再びひとつになるように、別れたあの人とも、いつかまた逢いたいと思います。
***
小倉百人一首の77番にある崇徳院の歌です。
一般には、別れても好きな人、フラレたけれどまた逢いたい人を詠んだ歌など、恋歌として紹介されている歌ですけれど、実は全然違います。
なぜなら崇徳院は、わざわざ「瀬をはやみ」「滝川」といった激しい表現を用いているからです。
恋する人にまた逢いたいという思慕の歌なら、どうしてそんなに激しい言葉を使わなければならないのでしょうか。
一般には、別れても好きな人、フラレたけれどまた逢いたい人を詠んだ歌など、恋歌として紹介されている歌ですけれど、実は全然違います。
なぜなら崇徳院は、わざわざ「瀬をはやみ」「滝川」といった激しい表現を用いているからです。
恋する人にまた逢いたいという思慕の歌なら、どうしてそんなに激しい言葉を使わなければならないのでしょうか。
『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』
~31文字に込められたもうひとつの思い~
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