えびボクサー(2002) | 自分用

えびボクサー(2002)

Crust

  • 出演: ケヴィン・マクナリー, ペリー・フィッツパトリック
  • 監督: マーク・ロック

イングランドの中部でパブを経営しているビル(ケヴィン・マクナリー)は、43歳のくたびれた中年男。かつてボクサーだった彼は、ある日、友人から巨大えびを使って、人間対えびのボクシング試合を開いて金を儲けようと提案される。冴えない毎日から抜け出すため、ビルはミスターCという巨大えびを購入。彼は年若いアマチュア・ボクサーのスティーヴ(ペリー・フィッツパトリック)と、その恋人シャズ(ルイーズ・マーデンボロー)を連れてロンドンに向かいテレビ局に売り込みを開始する。


結構面白かった。とんでもなくシュールな話なのかと思っていたら、意外と真面目な話なので驚いた。えびボクサーとなる巨大えびの存在自体は非現実的だが、巨大えびを手に入れ、テレビ局に売り込むという設定は思ったよりも現実的。それほど奇想天外な話ではなく、スタンダードな方向にストーリーが進むので安心して楽しめる。巨大えびを世話しているうちに徐々に愛着を感じるビル。そんなビルの人柄は微笑ましい。そして感情がないと思われたえびにも…。


「バーのカウンターに置いてあるナッツは人の尿で汚れている。」という台詞は「ポリーmy love」にも出てきたなぁ。有名なジョークなのだろうか。それにしても邦題を付けた人は偉いね。興味をそそる良い名前だと思う。