「なんであの人はあんなに頑張れるんだろう」

忙しい日でも淡々と業務をこなして、

先を読んで動いて、

周囲にも気を配っている人がいます。


一方で、「今日はもう無理」「これ以上はしんどい」

そう感じながら働いている人もいます。

この違いを見ると、

どこかでこう考えてしまうことがあります。


「頑張れる人と頑張れない人の差って何なんだろう」


「やる気」や「根性」の問題ではない、一見すると、この違いは、意識の高さ・責任感・やる気の差に見えるかもしれません。

でも、実際に現場で見ていると、それだけでは説明できない場面が多いです。


同じ人でも、ある日はよく動ける。しかし、別の日は全然余裕がない。ということがあります。

つまり、「頑張れるかどうか」は

固定された能力ではなく、状態によって変わるものでもあるのです。


この違いをもう少し分解すると、余裕の差で説明できることが多いです。


ここでいう余裕は、

・体力

・睡眠

・精神的な負担

・その日の業務量

・人間関係の状態

こういったものの積み重ねのことです。


余裕があるときは、人は自然と頑張れます。

逆に、余裕がないときは、同じ人でも頑張れません。


これは能力ではなく、条件の問題です。



「頑張れる人」は常に余裕があるわけではない


ここで誤解しやすいのが、「頑張れる人はいつも頑張れる」というイメージです。


実際にはそうではありません。

ただ、余裕の作り方がうまい。負担の分散ができている。力を抜くタイミングを知っている。

こういった特徴があることが多いです。


つまり、「頑張り続けている」のではなく、「頑張れる状態を維持している」という方が近いです。


「頑張れない日」があるのは普通


看護の仕事は、もともと負荷が高い仕事です。

マルチタスク、時間制約、患者安全の責任、人間関係

これらが同時にかかります。

この環境で、常に同じパフォーマンスを出し続けるのは難しいです。

だからこそ、「今日は頑張れない」と感じる日があるのは、むしろ自然な反応です。

もう一つ重要なのは、「見えている部分だけで比べてしまう」という点です。

例えば、よく動いている人も、実は前日しっかり休めていたかもしれない。

逆に、動けていない日に見える人も、プライベートで負担があったかもしれない。


表に見えている行動だけで評価すると、

実際の状態とのズレが生まれます。



少し楽になる考え方


この問題でしんどくなりやすいのは、「自分は頑張れていない側だ」と感じてしまうときです。

でも実際には、今日は余裕がない、今は負荷が高いだけという可能性もあります。


「頑張れる・頑張れない」を能力で分けるのではなく、「今どの状態にいるか」で見る方が、現実に近いです。


「頑張れる人」と「頑張れない人」の違いは、


性格や根性の差というよりも、 余裕や状態の違い

で説明できることが多いです。


看護の現場は、同じ人でも状態によってパフォーマンスが大きく変わる仕事です。


だからこそ、「頑張れない日がある自分」を否定する必要はありません。


それは能力の問題ではなく、

その日の条件の問題であることも多いからです