多くの治療家は
身体の歪みこそが
病気の原因だといい
歪みを取り除くことに
多く意識を向けます。

私自身もある時点までは
その様に考えて
歪みを取り除くことを
考えながら針を打っていました。

しかし、フィールドを
修正する事の重要性

気が付いてからは
相手の方がどんな生活を
しているのかを聞きだすことに
一番重点を置くようになりました。

例えば
「コンタクトをしていますか?」
「枕はどんな素材のものですか?」
「IHヒーターなどの機器がありますか?」
「ワイヤー入りのブラをしていませんか?」
などなど

実際にそれだけで
症状が改善するケースも
決して少なくなかったのです。

そんなある日
私は偶然リンゴ農家をやっている
木村秋則さんを知ります。

最近はNHKの番組に出演したり
著書も沢山出るようになったので
ご存知の方も多いでしょう。

日本で(ということは世界で)
初めて絶対に不可能と
言われたリンゴの無農薬栽培
成功したのが木村さんです。

無農薬と言っても
通常の野菜とは全く違って
リンゴの木はとても
病害虫に弱く
その為に、肥料や
農薬を使用しないと
難しいのだそうです。

事実、かつて農薬を止めた
木村さんのリンゴ畑は
木肌が見えなくなるほど
虫に食いつかれて
とうとう一個も
花が咲かなくなりました。
そしてリンゴの木も
どんどんと弱って
枯れてしまいました。

なぜそこまでして
木村さんが無農薬に拘ったのか?
それは奥さんが
農薬を撒くごとに
皮膚が真っ赤にかぶれて
何日も寝込むのを見て
なんとかしたいと
願ったからだと聞きます。

しかし、現実は厳しく
何年も花が咲かず
生活に行き詰った木村さんは
ついに自殺を決意して
山に一人向かったそうです。

しかし、首をつる寸前で
山の土がふかふかで
温かい事に気が付いて
やり直す決意をします。

花が咲かなくって8年目の
歳月が過ぎていました。

はい。
もう、お気づきのように
木村さんは木を治そうと
していた努力を
『土』というフィールド
直すことに改めたのですね。


所で
常温に置いておいても
木村さんのリンゴは
何年も腐りません。


もう少し正確に言うと
腐らずに干し柿のように
段々と熟成していくのです。
この点を木村さんの言葉を
お借りすると

「本物は腐らずに
枯れて行くんだよ」


ということになります。
私も早速青森の
木村さんを訪ねて
そのリンゴを食べさせて
貰いましたが
皮はもちろん芯まで
美味しい見事なリンゴでした。

興味深いことに
土というフィールドを
修正して元気になったリンゴの木には
虫は寄ってきません。

仮に、たまたま病気になると
リンゴの木は
自ら葉を落として治す
そんな不思議な能力さえ
見せてくれるそうです。

人やワンコは木とは別ですか?

私は自分が辿ってきた道と照らし合わせ
全く違うとは思えないのですが・・

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