【5/15追記-1(文章最後部に追記-2としてohira-y氏と雪兎氏のブログ記事を紹介した)】
<<このような拙い文章を読んで下さるあなたに感謝を込めて。>>
先ずはご訪問頂いたあなたに、感謝いたします。そしてこれ以降の文章を読んで頂く際の注意を一言付け加えさせて頂きます。
先ず拙文で紹介した情報について、それを簡単に信じることは避けて下さい。
提示された情報を読み、良く考え、客観的に評価し、冷静にその真偽を見極めて下さい。
或いは別の見方をした情報との比較も必要かも知れません。
最も重要な事は、「心は熱く、頭脳は冷静」な状態で居る事だと私は考えます。
その様な検証を行った後、この問題についての疑念が生じた場合にのみ、自分の意思を表明してください。
内閣府食育推進室への「ご意見・ご要望」の頁 からその意見を内閣府食育推進室へ送って頂くのも一つの方法です。そしてこの問題について、自分のブログやプロフィール等で発言する事もまた、一つの方法です。
一人一人の呟く言葉は小さいものですが、大勢の人が同じ事を呟けば、それはいつか大きな声となって、社会に届くでしょう。
その事を信じ、自分の提示する情報が社会の一助になる事を私は願います。
【5/15追記-1終了】
今日のブログには「口蹄疫」について書こうと思っていたのだが、別の重要案件が湧いて出たため、今回は其方の件について記す。
安部司氏については此れまでこのブログでも色々と記してきたのだが、自分としては以下の様に考えている。
安部氏は読者や講演来場者の食品添加物への不安を巧妙に煽り、非科学的な思考に陥らせて「やはり食品添加物は良くない」と納得させる事で自己満足を与えている。
つまり読者や講演に来た人の持つ「農薬や食品添加物等、科学の進歩により生み出されたモノは不安だ」という心理に上手く利用し、それを増幅させる事により読者や講演会参加者の同意を得て、また「今まで不安だった事は真実だった」という、錯覚に陥らせるものであり、国民にとって有害な要素を多く含むものと自分は考えている。
その上、安部氏は「マルチ類似商法」「催眠商法」を行なっているという情報がネットでしばしば上がっている「アニュー」という組織において、数多くの講演を行なっていると言う、非常に胡散臭い人物でもある。
(「あべしの裏側」(http://d.hatena.ne.jp/usagi-snowrabbit/
)参照)
と・こ・ろ・が。
その様な怪しげな人物が、なんと「内閣府食育推進室」が主催する『第5回食育推進全国大会』の講師として招聘されているのだ。
(http://www8.cao.go.jp/syokuiku/more/promotion/convention/5th/pdf/gaiyo.pdf
)
これは非常に国民にとって不利益かつ危険な事であると自分は考える。
実はこの件は、「唐沢英明氏のmixi日記」で知った。
そこで唐木氏が常々、「自分の日記はどの様に利用されても構わない」と明言されておられることもあり、氏の該当日記を此処に紹介しよう。
なお唐木氏は食の信頼向上をめざす会会長、食品安全委員会専門委員、日本学術会議副会長などを勤めており、最近の著書「牛肉安全宣言 BSE問題は終わった 」でも知られる、「食のリスク」についての専門家の一人である。
唐木氏によれば(該当日記のコメント)、「既にプログラムに名が載っているので該当イベントの変更は無いだろうが、今後安部氏を講師として呼びたくないと担当役人に思わせることは可能」との事であり、「役人が最も嫌がるのは苦情の殺到」であることから、それを実施しようと呼びかけている。
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【以下、唐木英明氏の該当mixi日記
の全文紹介】
「21世紀における我が国の発展のためには、全ての国民、特に子どもたちが豊かな心と健やかな身体を育むことが重要であり、様々な経験を通じて食に関する知識と食を選択する力を習得し、健全な食生活を実践することができる人間を育てる」のが食育だそうです。
そのために政府が主催して「食育推進全国大会」が毎年開催されています。今年の会場はは佐賀市で、テーマは次のとおりです。
テーマ:佐賀そう!だんらん ~ 食と「うつわ」のハーモニー ~
テーマ趣旨:最近失われつつある家族の「だんらん」にスポットをあて、命を育み、人を支える「食」と家族・地域を包み込む「うつわ」をキーワードに、家族や地域のきずなを大切にしようというメッセージ
その企画のひとつとして、次のような講演会が計画されています。
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6月12日(土)11:00~12:30(90分)賀県総合体育館・柔道場
○ 安部司氏講演会&実演「食品の裏側~食の本当の豊かさとは?~」
・手軽に簡単に食事をすることができるのは「食品添加物」のおかげであるが、豊かな生活の裏で何を得て、何を失ってきたか。食の危機が叫ばれている現代、あらためて食について考えてみる。
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私も内閣府のお手伝いをしていますが、食育には関係していないので、食の安全についての誤った知識を広めている安部氏を講師にするなんていうとんでもない企画があることはまったく知りませんでした。
これでは、正しい知識を広めようとする食品安全委員会や関係官庁の努力をぶち壊すことにもなりかねません。
安部氏の言うことを信じてしまったお役人さんが、「人集めができる人」を講師にしたいという単純な発想で決めたことなのかもしれませんが、最近の一連の出来事を考えてみると、この企画の背景には「話題の」福島みずほ担当大臣とその取り巻きグループの意向があるのではないかと感じています。
私も以前にこの大会で講演をしたことがありますが、そのときにも服部幸應氏が「添加物は危険だから避けよう」という話をしたのを聞いて驚いたことがあります。
「食育白書」のアンケートでは、消費者が今後の食生活で特に力を入れたいこととして、半分以上の人が「食品の安全性へ理解」と言っていますが、こんなことでは「食品の安全性へ理解」はどうなっていくのでしょうね?
皆さんのご意見をぜひ内閣府食育推進室にお送りください。
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この問題について、疑念や問題を感じた方は、是非上記の宛先にご意見をお送り頂きたい。
「唐木英明氏」についてその人となりを知るには出版社が記している著書の解説が最適とその思われるので、その文章を以下に紹介しておく。