今日の親父

 

09/06/09 22:41

夕方4時半から自転車を飛ばして親父のところに行ってきました。

親父は就寝中でした。大体いつも就寝中。

これこれ、元気かい。。・・・「おお、おまえか。」

起き上がろうとしますが、なかなか起き上がれません。手を貸してベッドの上に半身を起します。

寝てていいよ。・・・・「いや、起きる。」

頑固です。電動ベッドなのに使おうとしません。

足をベッドからおろそうとします。するとバランスが崩れて、また身体が後ろにのけぞってしまいます。身体をまたまっすぐに直します。

それを何回か繰り返してようやく足がベッドから出ます。今度は病院靴を履こうとしますがうまく履けません。また手を貸します。

靴を履いてベッドに座っていると、数分で背中が横に倒れて行きます。だから、掛け布団や枕を背中に当てて傾かないように補強します。それでもだんだん傾いていきます。その都度直します。

なんか欲しいものある?

「新聞が読みたい。」・・・・じゃ、買ってくる。

売店に行ったらもう閉店。チャリを飛ばして近所の7/11へ行って買ってきました。

「3日ぐらいかけて読む。」・・・嬉しそうです。

最近よく書きものをしています。12色ボールペンもやはり意図があったようです。だから今日は書き物用にノートパッドを持って行きました。

「俺の部屋の引き出しの中に鉛筆形消しゴムがあるから、今度来るとき持ってきてくれ。」・・・ここにもあるけど。

「こんなものはだめだ!ろくに消えない。」・・・親父は道具にうるさいんです。私よりはるかにいろんな文房具や小道具を持っているんです。

「元気になったら、新潟の田舎に行って川で釣りをしようと思う。海は怖いからな。」・・・・それはいいかもね(^^;)

「でも、この前、少し熱が出た。なかなか回復しないなあ。」・・・・・・・。
 


帰りに、わき道から本道へ入ろうとする車がいて、歩道をふさいでいます。でかい乗用車です。なかなか本道に入れなくて動きません。歩行者は迷惑そうに後ろの方に回って行きます。

おれは前に出て、「ひっこめ、この野郎!( #)」と怒鳴ってしまいました。

今日の帰り道はなんかいつもより遠かったような気がします。