もうすぐ父の日ということで
主人に頼まれてMONTBLANCの腕時計の革ベルトを交換することになりました。
ベルトの裏が劣化してひび割れているようです。
スポーツクロノグラフというモデルで、革ベルトを交換するのに三万ぐらいします
ということで自作します。
こちらは交換前
少し特殊な形状がお分かりいただけますでしょうか?
ベルトがフェイスラインぴったりになっているんです。
バネ棒外しでベルトをはずすと、ベルトの先がプラスチックになっていました。
プラスチックと革の間にゴムのような材質のものが入っていて、そこに負荷がかかって割れていました。
金具はそのまま使えるので、似たようなクロコ型押し牛革(ヴィンセント)を入手して作ります。
1.5ミリと1ミリの厚さを購入して、張り合わせて作ろうとしたら、裏地が型押しは嫌と言われたので1ミリの方だけ使いました
裏地はブッテーロのナチュラル1.5ミリ、芯材は豚革を使います。
豚革は薄くて堅くて軽くて、非常に芯材として優れています。
市販の革製品で厚紙を入れてるものがありますが、レザークラフターとしては紙は抵抗感があります
張り合わせてコバをフェニーチェで染めました。
Dバックルを装着
楕円のポンチで穴を空けて
穴の中もフェニーチェで塗り塗り
ベルト留め?も付けて
完成です!
喜んでもらえました