パソコンが急激に家庭に普及したのは、今から10年ちょっと前ぐらいからだと思
う。
すごく便利らしいけど、一体何する機械なの?と思いながらも、多くの家庭が購
入していった。
Windowsが爆発的に売れた時も、「これほど売れるのに、これほど何なのかわから
ない商品も珍しい」と書かれた雑誌のタイトルを見たこともある。
あの時、家庭に普及するか否かのカギを握るのは、「30代・40代の女性が使える
か」だと言われた。
つまり、私は「使えるか?」と試された世代だったわけだ。
あれから10年以上たって、
使いこなしてるかどうかは別として、我が家にも当然
パソコンはあって、私はテレビや電子レンジと同じ感覚で利用しているし、
なくては困る家電の一つになっている。
しかし!最近画面を見るのがツライ。
目が痛い!頭が痛い!とつぶやかずには利用できない日々が続いてる。
これからの世の中、「詳しくはウェブで」と言われることがさらに増えるのは必
須で、「お申し込みはパソコンから」なんて、シレっと言われて、また頭痛いのにのに
画面見るのか…と、別の意味でさらに私の頭は痛くなるんだろう。
若い機械だから、老齢化するユーザーのことなんて元々考えられていないからし
ょうがない。
CMでは楽しそうにモニターを見る老夫婦なんかが描かれ、さらに上の世代にも普
及させましょうって感じがあるけど、ソフトじゃないのよ。
あの画面がツライのよ。
目が疲れるのよ。
仕事もパソコン、家でもパソコン。
結果、私のオメメは休まる時なし。
これからもっともっと、家庭や職場でのデジタル化が進むんだろうけど、
今若い人だってそのウチ今の私と同じ悩みを訴えるはず。
その前に、メーカーさんには、ぜひとも体に優しいハードを作ってください、
とデジタルの世界に我が身を人体実験として差し出した私達世代は思う。
それとも、これを読んでくださった方で、何かいい方法をご存じの方が
いらっしゃったら、ぜひ教えていただきたい。
こうゆう感情から、小林製薬の「あったらいいな」って感じの商品開発があるんだろうなと
ふと思った。