「木積(きずみ)の龍頭寺(りゅうとうじ)」(匝瑳市) | 犬吠埼観光ホテル☆ブログ

「木積(きずみ)の龍頭寺(りゅうとうじ)」(匝瑳市)

「木積(きずみ)の龍頭寺(りゅうとうじ)」(匝瑳市)


 本日2つ目にアップするのは、近隣市「匝瑳市」「豊栄地区木積」に伝わる「木積の龍頭寺」と言う伝説です。

 「龍頭寺」は、先だってアップしました「木積のふじ祭」で記載した「匝瑳市」の「藤」で有名な寺院です。
 見頃を迎える「藤」も鮮やかな「龍頭寺」。
 そんな「龍頭寺」には、次のような伝説が残っています。

 「木積の龍頭寺」

 遠い昔。
 天平2年(730年)、(大寺の「龍尾寺」の話より20年後のこと)、この地方は、ひどい日照りが続いて作物が取れず、悪い病気が流行して人々は大変苦しんでいたそうです。

 「釈明上人(しゃくめいしょうにん)」は、天皇の命を受けて、「印旛沼(いんばぬま)」の「龍神」に雨乞いをしました。

 大雨の降ること7日間、最後の日、血の雨を降らせて、「龍」の「体」が3つに裂かれ、地に落ちたそうです。

 「龍」の「頭」は、「植生(はにお)」の「龍角寺」、「尾」は「大寺」の「龍尾寺」に落ち、胴の一部は、この「木積」「龍頭寺」に落ちたと言われています。

 「龍」の「骨」を庭の中の島に埋めて、「龍神」を祀(まつ)ったそうです。

 また、「寺宝」として伝えられる玉は、その時落ちてきた「龍の玉」だと伝えられています。

 以上が「匝瑳市」に伝わる「木積の龍頭寺」の話です。

 このように、「匝瑳市」には昔から語り継がれてきた伝説や昔話が残っています。

 歴史と伝説の息づくまち「匝瑳市」に訪れてみてはいかがでしょうか?

 備考
 田植えがすみ新緑の季節を迎えた「匝瑳市」。
 自然豊かな東総の恵みは、「ふれあいパーク八日市場」(産地直売所)で買い求めることが出来ます。