常世田薬師(とこよだやくし) 御開帳 | 犬吠埼観光ホテル☆ブログ

常世田薬師(とこよだやくし) 御開帳

 三が日最終日に日本晴れな犬吠埼。
 本日もいい天気で過ごしやすい陽気です。

 そんな中、本日は昨日(1月2日)二回目にブログでアップした「銚子百選」26から50の中から「常世田薬師」をご紹介します。

 「常世田薬師」は、銚子市常世田町にある「真言宗智山派」の寺院「常燈寺(じょうとうじ)」の通称。
 「常燈寺」の山号は「常世田山」、本尊は「薬師如来」。
 地名とご本尊にちなんで「常世田薬師」と呼ばれているようです。

 「常世田薬師」「常燈寺」の歴史は古く、寺伝によれば、奈良時代の僧・「行基(ぎょうき)」の創建と伝えられています。
 江戸時代から明治時代にかけては、「東総の三薬師」(「常燈寺」、旭市の「尾世川薬師寺」匝瑳市の「泉養院」(現在、廃寺))として隆盛。
 しかし、大正時代に「無住寺」となったそうで、荒廃していた寺を地元の方々が守ってきたそうです。

 そして「常燈寺」には「木造薬師如来坐像」があります。
 平安(藤原)時代後期の「定朝様式」を伝えていて、関東における鎌倉時代初期の代表的な作例の仏像として知られているそうです。
 この仏像は、高さ1.4m・坐幅約1mあり、桧材の寄木造で、漆箔を施してあり、金色に輝いているのが特徴です。

 「木造薬師如来坐像」は、1955年(昭和30年)1月に、「県指定文化財」となりました。
 その後、1959年(昭和34年)6月27日、国の「重要文化財」にも指定されました。

 現在、この仏像の「御開帳」(一般公開)は、「初薬師」にあたる毎年1月8日の午前7時から正午まで。

 貴重なこの機会に「常世田薬師」にご来訪ください。

 常世田薬師(常燈寺)

 所在地  銚子市常世田町53-1

 問合わせ 0479-24-8739(銚子市生涯学習課)

 駐車場  なし

 トイレ  なし

 備考
 「常世田薬師」「常燈寺」の本堂は千葉県の「有形文化財」に指定されています。