引き継ぎの時
遅番で来たのは人の失敗が大好きな嫌味なおばちゃん先輩A子さん
わたしのミスを聞いて明らかにテンションが上がっている
なんでっ?ポケット確認しなかったの?時計いくらやと思ってんの?リーダーには報告した?謝罪したっ?
先輩としての注意というよりミーハー野次馬精神で矢継ぎ早に追及してくるおばちゃん
声がいつもより甲高くて気に触るが悪いのはわたしだ
なにも言えぬ
すべては自分のミスのせい
100%自分の失敗なので当たり前だが言い返したりはできない
落ち込んでるところにグッサグッサトドメを刺される
悔しいが仕方ない
時間は1秒たりとも戻ってはくれない
この失敗を大いに反省し次に生かすしかないのだ
テンションの上がったおばちゃんは通りかかる職員に
A子
「いやー!聞いて!○○さんの時計洗濯機で回したんやて!」
などでかい声で話して盛り上がっていた
通りかかりの職員
「えーっ!ヤバいやん!誰がやったん!?あっ!あんたやろっ!」
そこに新人の若い男も混ざる
新人の若い男
「ちゃうちゃう!今日は僕とちゃいますよ!」
アハハハハハ
そして新人の若い男がわたしをフォローしたのである
新人の若い男
「でもまあ時計壊れてなかったしよかったッスよね」
わたし
「・・・・・・・」
その時新人の男は記録作業をしており(リーダーというその日の記録をする当番の日だった)
記録作業をする名目でずっと机に張り付いていた
わたしは、ナースコール、掃除、風呂誘導、バイタルチェック、オムツ交換、トイレ誘導、食事、ゴミ捨て、洗濯(洗う、畳む、各部屋に戻す)
本来なら2人でする仕事を1人でやっていたのだ
本来なら記録係は仕事をしつつ合間に記録作業をするのだが
(いや、細かく言えば本当はリーダーという当番は記録係ではなく全体を把握して回さなくてはならないのだがこの男はリーダーの日を記録する日と思っているのだ)
この男は記録係の日はずっと机に座っているのである
今談笑しているその時も机に座り記録する手を止めてヘラヘラ笑っている
イライラ
イライラ
心の声
(はよ記録終わらせてくれんかね朝からずっとそこに座ってなんか書いてるけど記録係って記録すんのが仕事とちゃうねん仕事しつつ記録「も」すんねん。お前だけやねん1日机に座っとんの。気づいてる?今日わし1人で全部やっとんねん)
言えばよかったのだ
1人じゃ無理だから手伝ってと
勝手にすべてを自分で背負い込んでやろうとしたのはわたしなのだ
わたしなのだ
わたしなのに
勝手に頑張って空回りしてずっこけて逆切れ!!
嫌味なおばちゃんへのストレスも加算されプッチ~ンしてしまったのである
わたし
「あんたが記録以外のことなんにもしてくれへんからやろッッ!!」
しーーーん
そうわたしはやらかしたのである
たしかにこの男はできない
できないが今はそれは関係ない
【まとめ】
時計を確認不足で洗濯してしまう→それをお前のせいでミスをしたと言ってしまったのである
ダサイ、、、
我ながらダサ過ぎる( ;∀;)
タイトルの「いまだに」はあれから8年も経ってるのに定期的に思い出しては昨日のことのように赤面する黒歴史なのでした
あー恥ず( ;∀;)
とんだ勘違い野郎だわ( ;∀;)
働くってほんと大変よねー( ;∀;)