この我々の世界というのはもともと、幾何学をベースに創られていると言いましたが、どのようにして様々な幾何学が生み出されていったかというと、その創造パターンは、まるで受精した卵子が細胞分裂を繰り返す様子そのものです。
そこらへんの事柄については、ドランヴァロ・メルキゼデクというメルキゼデク意識の存在の方の『フラワー・オブ・ライフ』という書籍やＤＶＤ（いずれもナチュラルスピリット社）の中に詳細に説明されていますので、興味がある方はそちらを参考にされると良いかと思います。
ちなみに、メルキゼデク意識というのは非常に古くて、キリスト意識よりも先に出来た意識なのだそうです。
これまでの古い世界というのは、完全調和の世界へと至るまでの、まだ過渡期に相当する状態の世界です。ですから、なにごとも中途半端で、幾何学的にも中途半端な形状や関係性になっており、調和が取れません。平和がたとえ一時的には実現できたとしても、その状態を長期的には維持できず、やがては必ず崩壊してしまうような世界なのです。
なので、実はこれまでは世界平和なんて実現できなくて当然の世界だったのです。
『フラワー・オブ・ライフ』には、星形正四面体が現在の人間のマカバの形状として記載されておりますが、その星型正四面体という形は、古いこれまでの３次元の世界に適合したマカバの形ですので、これから５次元へと進むに従って、星型正四面体の形が、５次元に適合した別の幾何学形状へと変化していきます。
さて、完全調和の世界というのは、全ての存在が常にハートに繋がり『今ここ』の瞬間に居て、しかも、個々の意識レベルがキリスト意識以上の意識レベルの状態であるからこそ成り立つと前にもお伝えしました。
このことについて、もっと詳しくお話しようと思います。
完全調和の世界を実現するために、全ての存在が常にハートに繋がり『今ここ』の瞬間に居るということがなぜ必要なのでしょうか？
それは、全ての存在が常にハートに繋がり『今ここ』の瞬間にいないと、神（源）には繋がらないからです。
神（源）は、ハートにしか存在しません。
神（源）は、『今ここ』の瞬間にしか存在しません。
神は過去にも未来にもいないんです。
多くの方は、ネガティブなことを考えて苦しんでいる時には、大抵、過去の失敗などの嫌な出来事を振り返ってみてたり、未来の失敗を恐れてたりします。
ですから今にはいません。
これまで、物事を考える際には、過去を振り返ることで過去の体験を参考にして、未来に失敗しないように行動を決定しようとしてきました。そういう考え方がこれまで当たり前で、一般的だったと思います。
しかしそうすると、過去を振り返った時点で、ハートから外れ、マインドに行ってしまいます。
更にまた、スピリチュアルな方々の間で、『今ここ』の重要性というのがかなり前から話題になっていることから、例えば、過去を振り返り（過去の体験を参考にして）、『今ここ』にいて、未来にフォーカスしながら行動することを推奨されているような方も中にはおられます。
しかしながら、そういった方々は、根本的に勘違いをなさっています。
まずは上記同様、そもそも過去を振り返った時点で、ハートから外れ、マインド状態になってしまいます。
その時点で神との繋がりが失われてしまってます。
また、『今ここ』というのは確かに重要なのですが、『今ここ』について語っているほとんどの方々は、一般的な意味での『今ここ』という認識で話をされており、マスターが語る『今ここ』の意味とは全く違っています。
マスターが叡智として伝える『今ここ』の概念というのは、何かのものと一体化している状態です。
一番簡単な例が、呼吸であるため、多くのマスターは、深呼吸をするように教えます。
呼吸を意識するようにして、呼吸そのものと一体化しようとしながら深呼吸をすると、『今ここ』に行けるからです。
でも一体化しようとする対象は、別に呼吸に限らず、そこらへんにあるモノでもなんでもＯＫです。
よく小さなお子さんが、動いている飛行機や車を見て、自分もその飛行機や車になったつもりで「ブ～ン！」とか言いながら遊んでおりますが、実は、その時のその子は、飛行機や車と一体化し、『今ここ』にいて、神と繋がってます。
ところで、新たな世界である５次元の世界というのは、思ったことが、そのまま瞬時に現実化してしまうような世界になります。
従って、過去を振り返った時点で、過去の問題や失敗を思い出した時点で、その問題や失敗がそのまま現実化してしまいます。
ですから、これまでのやり方を根本的に変える必要があるんです。
これまでのように過去を振り返るのではなく、過去を一切振り返らずに、そして失敗を一切怖れずに、一番最高に望んでる結果だけを思うようにして行動することが大事です。
現在、多くの方々は、マスターが言う『今ここ』にはおりません。ハートにもおらず、実際はマインド状態の方々がほとんどです。
そういった状況は、過去のある出来事が原因でそうなってしまったのですが（それについてはまたまた別の機会にお伝えします）、それにより、結局ほとんどの人達は、人間として本来あるべき状態からは逸脱した状態にあります。
従って、ほとんどの方々が大重病人の状態といえます。ほとんどの方々は、マインド（思考）が主導権を握り、マインド（思考）が全てを支配しています。マインドが大暴走を繰り広げてしまっているような状態です。
みんな、過去の出来事に振り回されながら生きています。
それを本来の元の状態に戻さなければなりません。
ではどうすれば良いでしょう？
常にハートの中に居られるようにすれば、過去には行きづらくなります。
なぜなら、
ハート（＝源＝神）は、過去を認識できません。
ハート（＝源＝神）は、ネガティブなことを一切理解できません。
ハート（＝源＝神）は、喜びや楽しさしか理解できません。
ですから、ハートに居れば、ネガティブなことを考えづらくなり、ポジティブな方に意識を持っていきやすくなります。
でも、マインドが常に主導権を握っている状態で、ネガティブなことを考えまいとしても絶対に無理な話ですので、ネガティブな状態から抜け出すには、ゴチャゴチャ考える前に、とっととハートに入ってしまうのが有効です。
ところで、全ての現実を創り出しているのは、意識です。
従って、ハートに常に居て、常にポジティブな意識であれば、
創り出される現実は、常にポジティブな現実になり、
楽しいことや、嬉しいことしか起きません。
このように、常にハートに繋がり『今ここ』の瞬間に居ることにより、ポジティブな現実が現れるようなるだけでなく、神にも繋がっていることから、きちんと神意に沿った状態で人生が進むようになります。
更には、ハートに繋がった全ての存在が、あなたを認識し、全体との調和を取ろうとあなたを助け、サポートしようとしはじめます。ハートに繋がる存在全体で調和を取ろうとします。
以上のような理由から、完全調和の世界というのは、全ての存在が常にハートに繋がり『今ここ』の瞬間に居ることが重要なのです。
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