昨夜は安定剤を飲み忘れたためか、ヒドイ悪夢でした。
よく見る3つのパターンが全てかさなるという過去最悪の夢。
1.大学にいかなきゃ。
2.自然災害に見舞われる。
3.家族の事故。
場面は先日、取り壊された跡地を訪問したばかりの旧実家から
始まる。大学の新学期当日、電車に乗るため家を出る時間だ。
家族もそれぞれ外出の用事があり、妹夫婦だけが2階に残った
まま。
さっそく家を出た僕は、例によって2つの不安に襲われる。
「一人暮らし先のマンションのカギが見当たらない。
そもそも、あのマンション引き払ったんだっけ?
もう何年も大学行っていないし、家賃も払ってない
から、とっくに人の手に渡ってるのでは?
じゃあ、行ってもこれから寝るところがないのでは?」
「持っていく荷物(かばん)が見当たらない。2階か?」
そして2階へ行くと、部屋中が異常にタバコ臭い。
妹の旦那が、布団にうつぶせてその上から妹が覆いかぶさる
ようにしているのだ。
妹の話によると、旦那が何らかの原因で精神を病み、タバコ
漬けになって気力が果て、連日寝たままだという。
それはそうと、さっさとカバンを探して出かけないといけない
僕は、あるものを探していた。なぜかピアノの楽譜だ。
実際、旧実家の2階に電子ピアノと共においていたので、
その周辺を探すが見当たらず。妹に聞くと、ゲーム用のTVの
ケーブル外していいからピアノに繋ぎ変えたら?と言う。
意味がよくわからないが、とにもかくにも、大学に行くため家
を出た僕。
大学近くの一人暮らし先(マンション)に着くと、なぜか妹夫婦
以外の家族全員(両親と弟)が先に来ており、母はそこで料理を
し始めている。どうやら実家の引っ越し先とイメージがこんがら
がっているらしい。
と、そのとき、大地震が襲った。
そろそろ日が落ちようとする街は電気が消え、大通りは瞬く間に
冠水していく。
建物から建物へ、満員電車のような雑踏の中をかいくぐるように
安全な場所を探し、町を離れようとさ迷う僕。
一緒に逃げているのは、実の弟と、妹夫婦。
すると、会社の事務の人から携帯に電話が入る。
こんな非常時に何事かと尋ねると、会社の連絡体制が変わった
ので連絡網を回しているのだという。
そもそもそのような連絡を受けていない僕は、聞くべき2つの
ことを問うた。
「次は僕は誰に電話まわせばよいのか?」
「連絡は最後まで回ったら逆順に折り返して、最後まで連絡が
回ったことを最初の人に通知しなければならないのか?」
しかし電話の相手は何せ事務員なので、部の勝手がわからない。
なかなか返答がこないので、しびれを切らせた僕は、質問の答え
がわかったらもう一度コールしてくれるようお願いをして電話を
切った。
目の前は崩れゆく建物の中。階段は抜け落ち、床は傾きはじめ、
逃げまどう人々が互いに家族の名を呼び合い、探し求めている。
次の瞬間、遠くで妹の声が聞こえたかと思うと、急に声がしな
くなった。声の方向へかけよると弟が妹の名を絶叫している。
見ると、妹が崩れた建物の下敷きになり、顔から指先にかけて
体の右半分が、倒壊した建材によって一瞬にして恐ろしい圧力
を受け、顔は腫れあがり腕は半分ほどの細さにつぶれている。
かろうじて息はあったが、僕は何度も妹の名を叫んだ。何度も。
そんな夢だった。
大学に行かなきゃ、という夢に続いて多いのが、自然災害。
とくに地震だ。現実ではマンション暮らしだが、夢ではいつも
戸建の旧実家の2階から始まり、家そのものが、まるでスケート
リンクの上に氷を滑らせるかのように「地面ごと流されている」
のだ。異常な光景である。
放置しても忘れられる程度のインパクトではないので、少し外
を散歩してこようと思う。
ここ1年で一番ヒドイ夢だった。