世間の常識で新卒一発勝負というイメージがありますよね。


少数の例外を除いて、新卒で初めて入った会社ってのは、サラリーマンとして自分の最高値という意味付けをする人がほとんどなのではないでしょうか。


仮にもし退職してもう一度その会社に入ることができないでしょう?


後、他の会社がどんな環境なのかよくわからないのでコレがフツーだと思ってしまって一生そのまま過ごすとか


学生の頃にとなりの中学校ってどんなのかわからなかったでしょう?それと同じですね。


学校でいうならテストの点が悪いヤツ=負け組(進学できる学校のランクが落ちる)


みんながみんな「新卒一発勝負~定年まで勤め上げる


この状態になるとどうなるか?


学校の延長線上の社会では  退職/転職/リストラ=負け組が成り立ちます。


学校でそうやって将来の就職に響くような進学できる学校をテストの点で負け組を決定してみんながそれに従っていたように、


それが会社では退職/転職/リストラ=学生時のテストでの低位 と位置づけがみんなの頭の中で設定されます。


要は退職/転職/リストラを回避しつつ定年まで勤め上げるというミッションが大多数のサラリーマンたちの命題になるわけです。


このミッションをこなすために社畜になるのだな、そう考えれば筋は通ります。



クラスの中で異質な物はイジメの対象になるように、会社で社畜を否定すると同等の対象になるのは想像するに難しくありません。


するとこのミッションをこなすためにはみんなが社畜になり......学生の頃テストの高い点を目指すように、より社畜の中でも社畜になる必要が出てくるわけです。テストの点が低いと負け組になるように、社畜になりきれないと負け組(転職退職リストラ)になってしまうからです。


なんだか強烈な人(キ●ガイ)が多いなーと思っていたら、ハイレベルな社畜になっていたんですね。


何もおかしな現象じゃなかったってことですね。こうなるのは不思議でもなんでもなくむしろ自然といえるかもしれない。


高レベルの社畜になると、特にやることもないのに会社に終電までサビ残しだしたりする毎日毎日毎日........

すると学生の頃にテストで高得点を狙ったり、負け組を回避しようとするメカニズムがほぼ全員に働き、高レベル社畜と一緒になってサービス残業合戦に突入します。

外部から見ればこの不毛なしょーもないシステムは、内部では必須となり「昔で言うところの「ココ、テストにでーます!!」で一生懸命ノートをとっていたのと同じような現象が起きてしまうのですね。

みんなが同じ行動を一斉にしだす。


こうしてる間にも、今夜も席を立てずに帰れない人々がいっぱいいることを忘れてはならない。


こうなってしまう背景には「負け組回避メカニズム」意外にも複数の要素が絡んでいて簡単に説明できないのだが。

そう、例えばお金の問題もプラスしたいところだ、給料がもらえるからやっぱり会社に通っているのだから。


また次回以降解説してゆきます。