ヨガの際、
「しかばねのポーズ」なる
全身脱力して
頭の中を空っぽにし
呼吸を整え 自律神経を整え
リラックスするポーズを
レッスンの終わりにすることが多いのですが。
それとは 違った意味で
もしや 本来の意味に近い形で
「しかばねっている」
今日この頃のワタクシでございます。
すっかりご無沙汰しております。
いかがお過ごしでございましょうか。
あらゆる人から
運動神経ゼロと罵られ、
体力測定、スポーツ測定などでは
驚きの低すぎる数値しか出すことができず、
前代未聞の
「測定不能」という結果を叩き出して
先生方を恐怖のズンドコ、
否、ドン底に陥れていた学生時代。
そんなワタクシが 現在。
ヨガ、
ピラティス、
ズンバ、
太極拳。
なんと 4つのクラスに通いつめ、
あちこち伸ばし縮め
吸ったり吐いたりしながら
日々 舞い踊っておりますよ。
そう、ズンバのこと。
記憶の糸を よいしょよいしょと手繰りよせ
前回の記事を思い出していただけたなら
まことに ありがたき幸せでございますが。
前回の記事にて
「挑戦する!」と宣言していた、
ラテンな曲に合わせて
情熱的に激しく楽しく踊る、アレですよ。
そのズンバ、なのですが。
今までひたすら地味に生きてきた
このワタシが。
あまりに薄い存在感に
自動ドアすら感知してくれないほどの
このワタクシが。
バブルな頃のディスコで聞くような
重低音鳴り響くクラブで聞くような
フオッ!フオッ!とか
イエッ!イエッ!とか
(ニュアンス、伝わりますかね?)
合いの手というのか、奇声というのか、
とにかく
今までのワタクシめの人生では
まるで発してきたことのない
声やら言葉なんぞを
人前で 高らかに叫びながら、
EXILEみたいに腕をブンブン振り回してみたり
(Choo Choo TRAINの縦に並んで回るみたいなフリの時のアレ)
サルサなのかサンバなのか
カテゴリーはよくわかりませんが
激しく胸を揺らし、
艶やかに尻を振り、
情熱的に踊りまくり、と。
こんなワタクシが
なんだか どえらいことになっておりますよ。
この勇姿、ぜひともお見せしたいものです。
だって こんなワタシ、
は・じ・め・て。
そりゃまったく どこにも需要はないけれど
自己満足度は 100点満点です。
フオッ!フオッ!なんて言いながら
ダンサブルに リズミカルに
激しく踊る群れの中に。
・・・まるで「音頭」なリズムで
テンポが遅れながらも
とにかくひたすら踊り続ける、
そんなワタクシの勇姿をねっ!!
嗚呼、 あふれ出るジャパニーズDNA!
どんなに激しく情熱的な曲がかかろうと
まわりがどんなにラテンなノリであろうとも
ワタシが腕を振り回せば
「月が出た出た、月が出た、あ、ヨイヨイ」
となり、
腰を振ったならば
「ズン ズン ズン ズンドコ」
となる。
ある意味、ブレ知らず。
EXILEなダンスにも
なぜか滲み出ちゃう 和の薫り。
パッション大爆発しちゃってるような
踊り上手なお姉さま方からは
もちろん失笑、でございますよ。
(でも ここだけの話、ワタシ的にはお姉さまと同じようにキレキレだと思っていたのに!)
それでもいいの。
ひたすら、我が道を行くのです。
あふれ出る和の薫り、いいじゃないのよ!
なにより
踊るって 楽しいんです。
身体を動かすって
なんとも楽しいことなんだなぁと
今さらながら、しみじみ。
楽しくって
可笑しくって
それで いいじゃないの。
開き直って 楽しんでおります。
こうなりゃいっそ日舞にも・・・
なぁんて、夢も広がるってものですよ。
そんな慣れない
アクティブでスポーティーな時を過ごし
すっかり疲れ切って
夜な夜な
しかばねっている、というわけなのです。
忍び寄る更年期のいたずらか
日頃は なかなか眠れずにいて
そのうえ極端に浅すぎる我が睡眠に
ほとほと手を焼いておりましたが。
今はただただ
グッスリ眠れるようになったということが
随分と恥はかいても
実にありがたき、恩恵なのです。