あれは、
平成最後の冬のことじゃったー。
かかりつけの病院の先生は
前のめりな姿勢で、こう言ったんじゃ。
「更年期障害です。」
「数値だけみると、かなり深刻な値で。」
・・・訪れる、沈黙。
「あのぉ、年齢的に
ちょっと早くないですかね?」
「いえ、妥当ですよ。」
再び訪れる、沈黙・・・。
それは
上沼恵美子女史を
更年期障害呼ばわりした芸人さんの
インスタグラムストーリーが見つかって
大炎上で大騒ぎの頃じゃったのヨ。
親指のつけ根辺りが痛くって
ジャムの蓋すら開けられない。
それが始まり。
ホルモンバランスのせいだと
言われていたけれど
ビシッと検査を受けました。
めまいでグルグル天井回るし、
勝手に手が震え出してしまうし
眠れなくなったり
襟足から汗がポトポト流れ落ちて
首になにか巻いていなけりゃ恥ずかしい。
いよいよ
いわゆるひとつの
尿もれ方面からも
近寄る足音、ヒタヒタと聞こえだし。
イライラ、落ち込み、ぼーんやり。
突然涙がポロポロこぼれ落ちてくることや
朝、布団からどうしても出られないことや。
あぁ、やっぱりそうだったんだ。
齢、四十二。
しかも翌日、誕生日。
四十三になるとともに
更年期の幕開けでした。
「あ、明日誕生日なの?おめでとう!」
先生から
思わぬお祝いのお言葉を頂戴し、
なんとも複雑な面持ちで受け取るも
“おめでとう”の言葉は
いつでもうれしいものなのです。
「いろんな不快なことの理由が、
ちゃんとわかって良かったじゃないですか。」と先生。
ホントにそうです。
そうなんです。
なんでこうなるの?と思っていたことの
理由がわかれば なんだか安心。
「理由がわかって おめでとう」なのです。
さてこのブログ、
「おばのたしなみ」ですが
身元あかさず、写真も載せない、
今どきヘンテコすぎる、覆面ブログゆえ。
たとえばちょっと書きづらい
お恥ずかしい方面のお話も
なんとなく 書きやすく。
だからこそ
きっと これが本丸、
これこそ、“おばのたしなみ”なわけで。
「対処」や、「克服」や、
もうお手上げ!の上の「共存」や。
そんな
「更年期な、あれこれ」も
よろしければ
お付き合いくださいませ。