なんだかお久しぶりに
ブログのページを開くというのに
記事の書き出しときたら、
もう、これしかないの。

「祖母の家も
父と母の家も
屋根が飛びましたよ、台風で。」

なんですよ。

とんでもなかったですね、台風。
みなさまは大丈夫でしょうか。
どうぞご安全に。
すべては 命あってこそ、ですから。

庭木の枝も折れましたが
葉っぱだけ 
すべて ちぎれて飛んでしまって
枝のみになっているものもあったりと
朝から びっくりすることばかり。
大雨も怖いけれど
強風も ものすごく怖い。


ここ最近、
実家に通っては 
介護や手伝いなんぞをしているもので
「ワタシって もしかしたら
ひとのお役に立てているのかしら?」なんて
なんとなく 調子に乗っており。

ホント、助かるわ! だとか
いつもありがとね! だなんて
お礼を言われるたびに
悦に入っているところがあり。

喜んでもらえているわと
いい気になって
どんどん 介入しすぎのお節介。
上から目線で 調子に乗っちゃってさ。


そんなときに この台風。
ひとりで 家におりましたが。

こんなに 大きな自然の力に
太刀打ちできるわけはなく
ただただ 過ぎ去るのを待つだけの
震えるばかりの己の小ささを
しみじみ味わって。

なんとも偉そうに 
少なからず増長しかけていた自分に
ちょっとお待ちなさいよと、
謙虚さを忘れちゃいないか?と、
そもそも ちっぽけなんだからと
あらためて問われたような
戒め、みたいな時間でもありました。

家族といえども
いやいや
家族だからこそ
人付き合いは 淡き水のごとし。
人付き合いは 腹六分。

それは
忘れかけてた 大事な塩梅、です。

知らず知らずに
〇〇してあげている、と
恩着せがましくなっていた
ワタシの厚かましい、暑苦しさ。
身にまとってしまった それを
風がビューンと吹き飛ばし、
もう飛ばされたことにして
裸一貫、出直そうと。




あぁ それにしても 怖かった!
グワングワンと
雨戸が波打つの、初めて見たわ。
家が飛んじゃうのかと思ったの!
自然と向かい合ったなら
ホント、ひとなんて ちっぽけだわね。


この先、どんなに世の中が進化しても

「オッケー グーグル!
台風の進路、変更して!」
なんて 世の中には ならないと思うのだけど。
どうなのかしらね?

「オッケー グーグル!
屋根、修理して!」
って これはイケるのかしら?

グーグルちゃんってば、
大工さんに 
修理依頼の電話をかけてくれるのかしらね?