深呼吸を、
どっぷりした深い呼吸を
幾度もして。

軟体動物みたいに、
身体をグネグネと柔らかく
力を抜いて。

そんな柔軟なフィジカルでもって
できるだけお気楽なメンタルでもって
8月に入ってからの
ここ数日の
身の上に起こった出来事を
ざざっと勢いよく
未来の自分に書き残し、
(こんなときもあったわね、なんて)
捧げてみる。


8月に入り。
やはり いくらかのホットワードだから
そのうち絡まれることになるかもね、と
心していたけれど、案の定。

「あなたみたいな子どものいない人も、
生産性がない なんて
言われてるんじゃないの?
生きづらいでしょ?」と
心配顔しているフリをした、
実は そうではない人に
背中から ズバッと斬られてしまった。

うっすらと心の準備はしていたものの
やはり それは とても悲しい。
その斬られた傷からは 
血は どくどく流れ
ワタシは 失神。

しかし、
失神して 倒れている場合ではないの。


我が父上、前回ブログで書いていた
「チーム・後期高齢者」の
チームリーダーである 我が父が
突如 
片目の視力を失った、と連絡が入る。

急いで実家に帰省。
どうやら
目の奥の、太い血管が切れたらしい。
(歳重ねると 起こりうることなのだそうで。
誰しも 気をつけなければ、です。)

チームリーダー・我が父の
ケアのこともそうなのだが
なんと言っても チームメンバーの1人、
我が祖母の介護だって ある。
手術までは
我が母は 父を、
ワタシが 祖母を担当することとなり、
「チーム・後期高齢者」に
若輩者のワタシも 
ついに入隊したのであります。


バタバタと過ぎ。
認知症の祖母との交流や
祖母の生活圏の中で関わる様々な人たち、
職員さんや たくさんのお年寄り。
今まで ワタシがあまり関わってこなかった
この世界に触れている。

「生きる」ということを リアルに、
(なんだか軽薄に聞こえるけれど)
とてもリアルに感じたりしながら
ワタシも必死に過ごしているのだけれど、
そんなふうにしていて 気がついたら
あのとき斬られた 背中の傷は 
もう かさぶたになっていた。
また 強くなったのかも。

斬られたって 生きなきゃならない。
ワタシは、
どんな人でも
「ここに居てよし。」だと思っている。

自分の家と 実家のことと
かけもちするのは
時間もないし
疲れきっているものだから
コンビニ弁当も 
カップ麺もバンバン食べているし、
かわいいヌカドコちゃんも 
しばし 冷蔵庫の奥で休眠。
いわゆる 丁寧な暮らし界からは 
ますます追放の一途を辿っているけれど
今は それもまた良し、だ。

往復三時間以上かけて実家に通うのだが
好きな音楽でも聞きながら
曲に合わせて歌いながら
そこは 楽しくやっている。

バタバタしながら
生きる、をリアルに感じたりして
(書けば書くほど 軽薄っぽいけど)

そんなときに
かつて 
仕事でご一緒させていただいた方の
訃報が届く。
ご一緒していた あの頃のままの姿で
ちょっとお昼寝しているの、
くらいにしか見えなかった。
ねぇねぇと揺さぶったら起きそうなくらいの。
だって まだまだ とても若いのに。


生きる、について考える。
次々起こる出来事は
生きる、について考える、
そんなきっかけ ばかりだ。


今日は8月8日。
8月始まって まだ少しなのだけれど、
ブログに何度も書いてきたように
やっぱり人生、何が起こるかわかりません。

連日、40度近い気温のこちらの地方。
ワタシは
泣いたり
笑ったり
泣いたりしている。
暑い日差しの中で
汗をふきふき、涙をぬぐい
生きている。
大人の紙オムツを買いにいき
ついでに アイスクリームを買い食いし
ほっとする。

祖母を預ける、
デイサービスのお兄さんが優しくて
知らず知らずのうちに
いっぱいいっぱいで
無意識に強ばっていたワタシの顔をみて
「大丈夫よぉ、任せてちょうだい!」
「いいの、いいのよ。多くは語るなっ!」
状況を サッと理解して、
頼もしく言ってくれたことに
(彼は フェミニンな人です)
とってもとっても 救われたのです。

どの人も、そこに居てくれて良かった。
おかげで ワタシは救われた。
違う?


こんな目まぐるしくって アツい日々。
平成最後の、歴史に残る暑すぎる夏を
きっといつか これを読んで
思い出すよ。