左の手首に
楕円形のゴールドのプレートと
細いシルバーのコードでできた
ブレスレットを
ずっと 身につけているのだけれど

「それは なにかのお守りですか?」
と聞かれて

これを機に
お守りなのだ、と思うことに決めました。

・・・ワタシのなかで、だけ。

刺繍糸くらいの細さの
よりよりと 縒られた銀色のコードに
小さい金色のプレートがひとつくっついた
なんてことはない 
シンプルな作りのブレスレットです。

今となっては
どこのお店で買ったのか、
いくらくらいしたものなのか、
どこの国でできたものなのかも
まったく覚えていないけれど
スペシャルなパワーが宿っている、
そんな代物ではないことは たしか。

シルバーとゴールドの取り合わせなので
どちらのアクセサリーを合わせても
ケンカしないのが いいところ。
そういう意味では 便利なので
もうずっと 身につけたままなんです。

体の一部、みたいな存在で
すっかり忘れているときもあるし
あぁ、つけていたなと
あらためて 思うときもある。

そんな存在感で
お守り、と言えるのか?と
ちょっと疑問に思うけれど。

これから ふいに 
このブレスレットの存在を
あぁ、つけていたなと思い出すとき
ひとつの「コトバ」を
一緒に思い出すことにしてみたならば。

それは、
私にとって
決意、みたいな
覚悟、みたいな
そんな意味合いの「コトバ」で。
ブレスレットに
そんな意味を持たせたならば
これはもう
お守り、と言えるのではないかと。

まったくもって
自分勝手な解釈ですが
よりどころ、として
ちょっと大事にしてみようかと思います。