今や りっぱに更生し(自称)
とある田舎町にて 
そっと静かに暮らしております。

一般的な意味合いでも
さらに 昨今では
“ 呪縛 ”とも言われてしまう
そんな意味合いとしてでも
 一般的に ある程度
「きちんと」 生きてきた、つもりです。

しかし、黒歴史。
あるでしょ、黒歴史が。

学生時代の
とある思い出の品が
先月の「一斉片付け・断捨離捜査網」により
発見されまして。

うっかり開いて 見てしまい、
一瞬にして 当時のことが 
走馬灯のように浮かんでは消え
思わず
ギャーッ!と叫んで
頭をかきむしり
ボサボサ頭で 身体を丸め、
床をごろごろ転げ回ってしまいました。

きっと誰しも ありますよね?
あぁ それは 若気の至りのなせる技よ、
ってな思い出が。
ありますよねっ?
ありますよねっ?
皆さま、
どうか あると言ってくだされ~。

あれは
真面目に不真面目に 美術を学ぶ、
そんな学生時代。

ヘイ!ヘイ!
ラヴ&ピース!ベッド・イン!
ジョン&ヨーコ、リスペクト!
などと 言い放ち、
まるで下着のような姿で 
手を取り合って 山を登った 
あの日のことを。

まぁ、なんて ピースフルなのでしょう。
(叶恭子様風にお読みください)

言い訳がましいのですが
この行為に
深い意味はありませんよ。
思想的な熱いポリシーも たいしてなく
例えば 
公安的な機関に
マークされるようなことでもありませんよ。
入山許可がいるような山でもないし
人目にも付きにくい、
ちっちゃい裏山的な
丘みたいなものですよ。
(ここまで書けば、コンプライアンスはクリア)

それにしても
すべては 若気の至りです。
・・ごめんなさい。

段ボールで 構内に家を建て
そこで住もうとしてた あの日々も。
立て籠りではありませんよ、
それは、効率を考えてのアイデアで。
提出作品作りに時間がかかり
家に帰る時間がもったいないので
ここに住んだらいいんじゃないのか?との
ひらめきからなのですが、
建設している間に 
せっせと描きなさいよ!と
あの頃の我々を叱ってやりたいです。

すべては 若気の至りから。
・・ごめんなさい。

京都の百万遍交差点の中央で
こたつに入ってた若者たちは
どんな意図やら
どんな意思なのかは わかりませんが
とりあえず 
道の真ん中だなんて すっごく危ないよ。
お前が言うな、と言われそうですけど。

もうこれ以上は 
自主規制とともに 書き控えますが
そんな所業たちの
証拠や文献が 発掘されました。

「ムムム、すべて 抹殺じゃ!
焼き討ちに処すっ!」


今では 
それなりの常識を
持ち合わせているであろう大人なので
ちゃんと バケツに水を用意し
季節外れの 小さな焚き火を準備。

田舎とは言え
外での焚き火は 苦情がつきもの。
やってはいけない地域もありますよ。
誰も気付かぬほどの、
お芋ひとつ焼けぬほどの、
ごくごく 小さな焚き火で。

そして 思い出は
かすかな煙とともに 彼方へと。
その後は しっかり消火活動をば。
(これだけ書けば、コンプライアンスもクリア)


今となっては 笑えるような、
やっぱり 笑えないような。
あまりにも アホすぎる、
そんな若気の至りも
振り返れば 良き思い出の1ページに。

なーんて。
今や りっぱに更生しているので(自称)
白々しくまとめてみましたが
あの頃は
おおらかだったなぁということで。
もちろん
危険なことは絶対だめよ。

ともに山を登り
建設に汗を流したあの子たちも
今や すっかり、いい大人。
みんな 覚えているのかな。

ヘイ! ラヴ&ピース。
平和な世の中でありますように。
ヘイ!ヘイ!ラヴ&ピース!
愛あるゆえに 憎しみが生まれ
愛するゆえに 争いが起こるとしても。
ヘイ!ラヴ&ピース!なんて
綺麗事だと
上滑りだと言われても
言ってみること
やってみることに たぶん意味がある。